愛に時間を (1)(2)(3) / ロバート・A・ハインライン / 矢野徹訳 / ハヤカワ文庫SF / 各460円 カバー: 野中昇 Time Enough for Love by Robert A. Heinlein, 1973 メトセラの子供、ラザルス・ロング物。 『2001夜物語』に収録された … “愛に時間を – 性に奔放なハインラインもこれはやり過ぎ” の続きを読む
カテゴリー: 本
ラヴクラフト全集 3 – ホラーとSFの狭間
ラヴクラフト全集 3 / H・P・ラヴクラフト / 大瀧啓裕訳 / 創元推理文庫 / 530円 カバーイラスト: Virgil Finlay / カバーデザイン: 龍神成文 The Shadow Out of Time and other stories by Howard Phillips Lov … “ラヴクラフト全集 3 – ホラーとSFの狭間” の続きを読む
ビブリア古書堂の事件手帖(3) -栞子さんと消えない絆-
ビブリア古書堂の事件手帖(3) -栞子さんと消えない絆- / 三上延 / メディアワークス文庫 / 550円+税 イラスト: 越島はぐ / デザイン: 荻窪裕司 『たんぽぽ娘』市場で競り負けた絶版文庫の束から『たんぽぽ娘』だけが抜き取られ、栞子さんが犯人と疑われる。 犯人の隠し方が巧いです。単に隠す … “ビブリア古書堂の事件手帖(3) -栞子さんと消えない絆-” の続きを読む
ZOO – オールタイムベスト級の「陽だまりの詩」
ZOO 1 / 乙一 / 集英社文庫 457円+税 ZOO 2 / 乙一 / 集英社文庫 419円+税 デザイン: 松田行正 北上次郎の名コピー「何なんだこれは。」でとても気になっていた作品。そして初めての乙一です。 どの作品も予想を裏切る舞台背景や展開、不思議なカタルシスに満ちていて … “ZOO – オールタイムベスト級の「陽だまりの詩」” の続きを読む
トータル・リコール – ディック短篇傑作選
トータル・リコール – ディック短篇傑作選 / フィリップ・K・ディック / 大森望編 / ハヤカワ文庫SF / 940円+税 カバーデザイン: 土井宏明(ポジトロン) We can remember it for you wholesale and other stories by P … “トータル・リコール – ディック短篇傑作選” の続きを読む
ビブリア古書堂の事件手帖 2 -栞子さんと謎めく日常-
ビブリア古書堂の事件手帖 2 -栞子さんと謎めく日常- / 三上延 / メディアワークス文庫 / 530円+税イラスト: 越島はぐ / デザイン: 荻窪裕司 シリーズの鍵となる栞子さんの母親が小出しにされます。最初は残した『クラクラ日記』や肖像画程度の謎の人物ですが、『UTOPIA』の回で古書の知識 … “ビブリア古書堂の事件手帖 2 -栞子さんと謎めく日常-” の続きを読む
ネットの中の島々
ネットの中の島々 (上)(下) / ブルース・スターリング / 小川隆訳 / ハヤカワ文庫SF / (上)(下)各560円 税込カバー: 栗原裕孝Islands in the Net by Bruce Sterling 1988 少し前に読んでいて、ここに書くのをさぼっていたもの。 覚えてないなぁ& … “ネットの中の島々” の続きを読む
冷たい銃声 – ホークが主役だがスペンサーもしっかり絡む
冷たい銃声 / ロバート・B・パーカー / 菊池光訳 / ハヤカワ文庫HM / 840円+税カバーデザイン : 戸倉 巌(トサカデザイン)Cold Service by Robert B. Parker (2005) 賭け屋の護衛をしていたホークがウクライナ人ギャングに撃たれる。トニー・マーカスがボ … “冷たい銃声 – ホークが主役だがスペンサーもしっかり絡む” の続きを読む
疑惑のスウィング – ゴルフがメインにきて悪くない
疑惑のスウィング プロゴルファー リーの事件スコア 4 / アーロン & シャーロット・エルキンズ / 寺尾まち子訳 / 集英社文庫HM / 620円+税 表紙イラスト: カスヤナガト 装丁: 刈谷紀子(P-2hands) Where have all the birdies gone? b … “疑惑のスウィング – ゴルフがメインにきて悪くない” の続きを読む
防潮門 – こんなに口の軽い本格冒険小説の主人公はいない
防潮門 / アリステア・マクリーン / 沢川進訳 / 早川書房 / 1600円 装幀 生頼範義 Floodgate by Alistair MacLean 堤防が爆破され、スキポール空港に洪水が起きる。正体不明の「FFF」が犯行を表明し、オランダ国内の任意の場所での犯行を予告、実行に移していく。ファ … “防潮門 – こんなに口の軽い本格冒険小説の主人公はいない” の続きを読む
スラップスティック
スラップスティック / カート・ヴォネガット / 浅倉久志訳 / ハヤカワ文庫SF / 340円カバー 和田誠 Slapstick by Kirt Vonnegut, 1976 マンハッタンの廃墟に住むウィルバー・ダフォディル-11・スウェイン医師のひとり語り。彼は姉イライザとの双子で、見た目はネア … “スラップスティック” の続きを読む
ゴッホは欺く – 良いアーチャー作品
ゴッホは欺く(上)(下) / ジェフリー・アーチャー / 永井淳訳 / 新潮文庫 / 各629円+税カバー写真: (C) Paul Stuart / カバー撮影: 広瀬達郎(新潮社写真部) / デザイン: 新潮社装幀室False Impression by Jeffrey Archer, 2005 … “ゴッホは欺く – 良いアーチャー作品” の続きを読む
葡萄園の骨 – 21世紀の法人類学者
葡萄園の骨 / アーロン・エルキンズ / 嵯峨静江訳 / ハヤカワ文庫 / 900円+税カバーデザイン ハヤカワ・デザインカバー写真 (C) Taylor Hinton/Getty Images (C) Dmitri Korobtsov/Getty ImagesDying on the Vine b … “葡萄園の骨 – 21世紀の法人類学者” の続きを読む
リングワールドふたたび – 感想もふたたび変わらず
リングワールドふたたび / ラリイ・ニーヴン / 小隅黎訳 / ハヤカワ文庫SF / 700円 カバー: 鶴田一郎 The Ringworld Engineers by Larry Niven 1980 『リングワールド』から23年後。ルイス・ウーはスピーカー改めハミイーと共にパペッティア人ハインド … “リングワールドふたたび – 感想もふたたび変わらず” の続きを読む
リングワールド – がっかり
リングワールド / ラリイ・ニーヴン / 小隅黎訳 / ハヤカワ文庫SF / 700円 カバー: 鶴田一郎 The Ringworld by Larry Niven 1970 ルイス・ウーはパペッティア人ネサスの率いる探検隊に、クジン人<獣への話し手>、幸運の血統のティーラ・ブラウンと共 … “リングワールド – がっかり” の続きを読む
グラーグ57 – 傑作!
グラーグ57 / トム・ロブ・スミス (上)(下) / 田口俊樹訳 / 新潮文庫 / 667円(上)、667円(下) 税別Secret Speech by Tom Rob Smith, 2009 カバー写真 : (C) Jacques Langevin / Sygma / Corbis / aman … “グラーグ57 – 傑作!” の続きを読む
世界Aの報告書 – ちょっと期待した
世界Aの報告書 / ブライアン・W・オールディス / 大和田始訳 / サンリオSF文庫 / カバー: 山田維史 Report on Probability A by Braian W. Aldiss (1968) マリイ氏と妻が住む館を取り囲むバンガロー、馬車小屋、車庫にそれぞれ隠れ住 … “世界Aの報告書 – ちょっと期待した” の続きを読む
邪悪なグリーン – あんまり邪悪じゃないし
邪悪なグリーン プロゴルファー リーの事件スコア 3 / アーロン & シャーロット・エルキンズ / 寺尾まち子訳 / 集英社文庫HM / 600円+税 表紙イラスト: カスヤナガト 装丁: 刈谷紀子(P-2hands) Nasty Breaks by Aaron & Charlot … “邪悪なグリーン – あんまり邪悪じゃないし” の続きを読む
忠誠の誓い – 意外な拾い物
忠誠の誓い / ラリイ・ニーヴン&ジェリイ・パーネル / 峯岸久訳 / ハヤカワ文庫SF / 560円 カバー : 鶴田一郎 Oath of Feality by Larry Niven & Jerry Pournelle, 1981 完全環境計画都市<トドス・サントス> … “忠誠の誓い – 意外な拾い物” の続きを読む
心の昏き川 – 白石朗の無駄遣い
心の昏き川 / ディーン・クーンツ / 白石朗訳 / 文春文庫 / (上)581円+税、(下)676円+税装画: 藤田新策 / 装幀: 大久保明子Dark Rivers of the Heart by Dean Koontz, 1994 スペンサーはバーで会話したヴァレリーが気になり、翌日自宅まで探 … “心の昏き川 – 白石朗の無駄遣い” の続きを読む