ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~

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ビブリア古書堂の事件手帖 ~扉子と不思議な客人たち~ / 三上延 / メディアワークス文庫 / 610円+税
イラスト: 越島はぐ / デザイン: 荻窪裕司

前巻で「一応」完結したシリーズの番外編、というか新章の始まりというか。時代は現代となり、栞子と大輔は結婚、娘の扉子は6歳になっています。構成はシリーズ初期と同じく、本を巡るちょっとした謎を解くスタイル。馴染みの人物を改めて紹介しながら、新しい人物を絡ませ、それぞれの悩みや隠された動機に潜む人生の機微を見せてくれます。

話しでは第二話『俺と母さんの思い出の本』がストーリー、謎解き共に良かったですね。曖昧な手がかりの中、どうやって読者を納得させる「思い出の本」を持ってくるのか最後まで分からず、また分かれば納得の推理とオチ。上手いです。ただライトノベル系のディープなネタをメディアワークス文庫で読むとビミョーですね。あと古本屋をなじるシーンはもう少し突っ込んでほしかったかな。

出てくる本の中では『雪の断章』が面白そうでした。斉藤由貴主演の未見の映画のタイトルしか記憶にありませんが(今調べたら相米慎二だったのか!?)、どんな話なんだと気になります。

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