虎の潜む嶺 – ぬらーっとした戦いと異様に長い拷問

投稿日: カテゴリー

虎の潜む嶺 / ジャック・ヒギンズ / 伏見威蕃訳 / ハヤカワ文庫NV / 580円+税カバーイラスト: 生頼範義 / カバーデザイン: ハヤカワ・デザインYear of the Tiger by Jack Higgins 1996 シャヴァスはチベット人モロの訪問を受け、33年前、チベットに軟禁 … “虎の潜む嶺 – ぬらーっとした戦いと異様に長い拷問” の続きを読む

年賀状の印刷メモ 2023

投稿日: カテゴリー

毎年わからなくなるのでメモ 環境 Microsoft Word のプリントオプション メディアと品質 用紙処理 背景の色が表示されない Microsoft Word の環境設定 > 印刷 > 「背景の色とイメージをプリントする」をオンに

破滅派 20号「ロスジェネの答え合わせ」

投稿日: カテゴリー

破滅派 20号「ロスジェネの答え合わせ」破滅派 / 1000円 / 2023年11月の文学フリマにて購入 諏訪靖彦「爆ぜる 」 親と実家に暮らし、音楽活動のためだけに働いていた俺に、父親が倒れたと連絡が入る。一夜明けた病院で、母親を残し、一人で悲嘆する俺。退院後、父親は復職に失敗し、俺も会社を辞める … “破滅派 20号「ロスジェネの答え合わせ」” の続きを読む

ゼッタイ!芥川賞受賞宣言

投稿日: カテゴリー

ゼッタイ!芥川賞受賞宣言 ~新感覚文豪ゲームブック~ / 佐川恭一 / 中央公論新社 / 1800円+税装画 AiLeeN/アイリン / 装幀 坂野公一+吉田友美 (welle design)2023 君は美人の読書家の気を惹くため、小説家を、そして芥川賞を目指す。 どうせ全部のパスを読むので Li … “ゼッタイ!芥川賞受賞宣言” の続きを読む

ゼロから作る Deep Learning – 楽しい本

投稿日: カテゴリー

ゼロから作る Deep Learning / 斎藤康毅 / オライリー・ジャパン / 3400円+税2016 TensorFlow 等のライブラリを使わずに、素のPythonだけ使用してディープラーニングしようという本。Pythonの使い方から始まるけど、途中から加速度的に難しくなっていき最後は論文 … “ゼロから作る Deep Learning – 楽しい本” の続きを読む

本の雑誌 2023年7月号 – 鏡明絶賛の椎根和『49冊のアンアン』が気になる

投稿日: カテゴリー

本の雑誌 2023年7月号 (No.481) / 本の雑誌社 / 700円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集「謎叢書の喜びと哀しみ」 「ぎょうしょ」と適当に読んでいたら「そうしょ」でした。本のシリーズのこと、双書とも。なら双葉社 … “本の雑誌 2023年7月号 – 鏡明絶賛の椎根和『49冊のアンアン』が気になる” の続きを読む

Sci-Fire 2022

投稿日: カテゴリー

Sci-Fire 2022 特集インフレーション/陰謀論 1600円責任編集者: 甘木零表紙絵: 仁科星 / レイアウト: 太田知也 【インタビュー】「SF×インフレーション×陰謀論  樋口恭介、陰謀論を解体する」(聞き手:櫻木みわ) 「インフレも陰謀論も現実がつまらないから生まれた」説はありですね … “Sci-Fire 2022” の続きを読む

ダイナー – ときわ書房本店激賞帯どおりの面白本!

投稿日: カテゴリー

ダイナー / 平山夢明 / ポプラ文庫装幀: 坂野公一 welle design / カバー写真: Photo by Aflo 携帯闇サイトの運転手募集に応じたオオバカナコは、事件に巻き込まれた結果山に埋められるところを、ボンベロが経営するダイナー「キャンティーン」のウェイトレスとして買われる。毎晩 … “ダイナー – ときわ書房本店激賞帯どおりの面白本!” の続きを読む

かもめのジョナサン 完成版 – どこかで観た寓話

投稿日: カテゴリー

かもめのジョナサン 完成版 / リチャード・バック / 五木寛之 創訳 / ラッセル・マンソン 写真 / 新潮文庫JOnathan Livingston Seagull by Richard Bach 1970, 1998, 2014デザイン: 新潮社装幀室 飛行術を追い求めたカモメのジョナサンは、 … “かもめのジョナサン 完成版 – どこかで観た寓話” の続きを読む

破滅派 18号 – 曾根崎十三「片付けぐらいならできる。」が普通に良い

投稿日: カテゴリー

破滅派 18号 / 1000円 特集は「検閲」。「破滅派検閲こぼれ話」のタイトルを見た時、破滅派も過去に検閲を受けたことがあるのか!?と驚きましたが、「東京オリンピック 2020 新種目。」の表紙のことだと知って、あぁ、知ってたわ。検閲というより著作権違反に対する印刷会社の慎重姿勢ですね。特集名から … “破滅派 18号 – 曾根崎十三「片付けぐらいならできる。」が普通に良い” の続きを読む

屍者の帝国 – 素晴らしい読書体験

投稿日: カテゴリー

屍者の帝国 / 伊藤計劃✕円城塔 / 河出文庫 / 780円+税カバーデザイン: 川名潤(prigraphics) / カバーフォーマット: 佐々木暁 死体に「霊素」を注入した「屍者」の利用が一般化している19世紀後半の英国。ワトソン博士は秘密機関「ウォルシンガム」の一員としてアフガニスタンに派遣さ … “屍者の帝国 – 素晴らしい読書体験” の続きを読む

Sci-Fire 2021 – 高木ケイ「進化し損ねた猿たち」が良かった

投稿日: カテゴリー

Sci-Fire 2021 特集アルコール 1500円責任編集者: 甘木零表紙絵: 仁科星 / レイアウト: 太田知也 キーワード「アルコール」。その一語で、ここまで多様にSFを仕立てた執筆陣に感心します(私は「酩酊」「消毒」以外、浮かびませんでした)。表紙はこれまでのクールなもの(それはそれで良か … “Sci-Fire 2021 – 高木ケイ「進化し損ねた猿たち」が良かった” の続きを読む

伴名練 編『新しい世界を生きるための14のSF』

投稿日: カテゴリー

新しい世界を生きるための14のSF / 伴名練編 / ハヤカワ文庫JA / 1360円+税カバーイラスト: 九島優 / カバーデザイン: 川谷デザイン 新鋭の作品だけを集めたSFアンソロジー。まえがきの「本当はあと200ページ欲しかった」は、お決まりの宣伝文句でなく、真に充実した内容。どの作品も力が … “伴名練 編『新しい世界を生きるための14のSF』” の続きを読む

本の雑誌 2022年9月号 – 本の修理はカラーで見たかったな

投稿日: カテゴリー

本の雑誌 2022年9月号 (No.471) / 本の雑誌社 / 700円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「本を直す!」 服部文祥の東日本大震災で書棚から落として背表紙が割れたお宝本の修理から始まり、パラフィンや自作カバーや … “本の雑誌 2022年9月号 – 本の修理はカラーで見たかったな” の続きを読む

ソラリス

投稿日: カテゴリー

ソラリス / スタニスラフ・レム / 沼野充義訳 / ハヤカワ文庫SF / 1000円+税Cover Design: 岩郷重力+N.SSolaris by Stanislaw Lem 1961 海の惑星「ソラリス」の観測ステーションに降り立ったケルヴィンは、先行の3人の研究者のうち、1人が直前に自殺 … “ソラリス” の続きを読む

斧田小夜『ギークに銃はいらない』

投稿日: カテゴリー

ギークに銃はいらない / 斧田小夜 / 破滅派 / 2200円 + 税カバー: 斧田小夜 ギークな少年らが遭遇する事件、入眠装置でも安眠できないトラウマ、突然の父性の喪失と負う役割。SFの仕掛けの上で小さな勇気や勝利や謎が描かれます。 都内の夜明けのシーンと交易びとゲレクタシの言葉が印象的でした。 … “斧田小夜『ギークに銃はいらない』” の続きを読む

サークルクラッシャー麻紀 – クラッシュぶりもいいが、ほかもいい

投稿日: カテゴリー

サークルクラッシャー麻紀 / 佐川恭一 / 破滅派 / 550円カバーイラスト:2017年発行 紙版が出るのを待ってましたが、長編版が『シン・サークルクラッシャー麻紀』として単行本化されたため、主義に反して電子書籍で購入しました。電子版でベストセラーだったのできっと単行本化されると思っていたのですが … “サークルクラッシャー麻紀 – クラッシュぶりもいいが、ほかもいい” の続きを読む