図書館警察 – いい意味での B級ホラー

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図書館警察 / スティーヴン・キング / 白石朗訳 / 文藝春秋 / 2800円
装画 : 藤田新策 / デザイン : 坂田政則
Four Past Midnight 2 by Stephen King 1990

中編集「Four Past Midnight 2」2分冊の2冊目 (1冊目は「ランゴリアーズ」)。これまた藤田新策&坂田政則のカバー、扉絵は最高です。
私はキングの作品を長編、短編含め年代順に読んでいるのですが、この本は 1996年の単行本発売直後に購入したもので 20年後、ようやっと読むことができました。ついでに言うと次は「スタンド 完全版」。いつ読み始められるかなぁ…。

 

「図書館警察」

サムはスピーチ用に図書館で本を借りるが、誤ってゴミに出し、返却できなくなってしまう。すると図書館警察がやって来た。

キングの子どもの思いつきから組み立てた、良い意味でのB級ホラー的品。ナオミがアル中なのを除けば、最初から最後まで子供向けにばっちり決まります。
「リコリス」を知りませんでしたがネットで検索し、そのギラギラするアメリカンなお菓子ぶりに納得しました。

 

「サン・ドッグ」

ケヴィンは誕生日にポラロイドカメラを買ってもらう。撮影してみると、そこには黒い犬が写っている。

もう少しひねりがあるのかと思いましたが、ストレートな展開に終始しました。むしろ読みどころはメインでない部分。ケヴィンの父デレヴァンとポップの過去のやり取りや、プス姉妹、ドラッグストアのモリーの独白などの細かな部分など巧いです。まえがきのポップ・メリルへの言及はちょっとミスリードですが、次の『ニードフル・シングス』とかに絡むのでしょうか?

ところで犬は最初クージョと確信していましたが、そうじゃないみたいで、途中言及されています。

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