三体 – 馬鹿ネタで楽しいところはあるものの全体としては感心できず

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三体 / 劉慈欣 / 大森望、光吉さくら、ワン・チャイ訳、立原透耶監修 / 早川書房 / 1900円+税装画: 富安健一郎 / 装幀: 早川書房デザイン室The Three-body Problem by Cixin Liu, 2006 非常な話題で手にしましたがうーん。つまらなくはないけど、さして … “三体 – 馬鹿ネタで楽しいところはあるものの全体としては感心できず” の続きを読む

春宵十話 / 岡潔 – 数学は人の心からとって知性の文字板に表現する学問・芸術の一種

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春宵十話/ 岡潔 / 光文社文庫 / 476円+税カバーデザイン: 坂川栄治+田中久子(坂川事務所) 「スミレはスミレのように咲けばよいのであって、そのことが春の野にどのような影響があろうとなかろうと、スミレのあずかり知らないことだ」と数学を探求していた著者が「急に少しお話ししようと思い立ったのは、 … “春宵十話 / 岡潔 – 数学は人の心からとって知性の文字板に表現する学問・芸術の一種” の続きを読む

Gene Mapper – full build – 嘘をつかないSFが最後に到達した解に震える

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Gene Mapper – full build – / 藤井太洋 / ハヤカワ文庫 JA / 760円+税カバーイラスト: Taiyo Fujii & Rey.Hori / カバーデザイン: ハヤカワ・デザイン 2037年、遺伝子組み換え作物を遺伝子操作するジーン・ … “Gene Mapper – full build – 嘘をつかないSFが最後に到達した解に震える” の続きを読む

ワールドコンはコミケのおじいちゃん – 藤井太洋×高橋文樹「『三体』はなぜヒットしたのか ? 中国(成都)国際SF大会等報告」

2020年1月24日に行われた HON.jp 主催の「藤井太洋×高橋文樹「『三体』はなぜヒットしたのか? ~ 中国(成都)国際SF大会等報告」」をレポートします。お二人が参加されたダブリン、ソウル、成都の3つの SF 大会を作家枠視点、ゲスト視点で紹介し、途中、コンファレンス参加の意義やコツ、各国の … “ワールドコンはコミケのおじいちゃん – 藤井太洋×高橋文樹「『三体』はなぜヒットしたのか ? 中国(成都)国際SF大会等報告」” の続きを読む

Sci-Fire 2019 – 高橋文樹「あなたの空が見たくて」のド直球がいい

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「Sci-Fire」は「ゲンロン 大森望 SF 創作講座」メンバーが中心に寄稿するSF文芸誌で、本号はその第三号。私は去年に引き続き文学フリマ東京で購入しました(オンラインでも販売しています)。1年でページ数が増えただけでなく、執筆者の多くがプロデビューしたり、有名な外部寄稿者がいたり(陸秋槎!)、 … “Sci-Fire 2019 – 高橋文樹「あなたの空が見たくて」のド直球がいい” の続きを読む

全身編集者 – ガロ分裂の藪の中

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全身編集者 / 白取千夏雄 / おおかみ書房 / 1500円カバーイラスト 古屋兎丸2019年 感想 ガロ編集者で古屋兎丸の担当でもあった白取千夏雄の自伝です(古屋兎丸のデビュー作『Palepoli』には白取千夏雄が本人役で出てくる話があります)。彼の生い立ちと「編集道」に始まり、ガロの再生と分裂、 … “全身編集者 – ガロ分裂の藪の中” の続きを読む

いい曲だけど名前は知らない – さまざまな作風を楽しめる掌編集

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いい曲だけど名前は知らない – 高橋文樹自選掌編集/ 高橋文樹 / 破滅派 Kindle 250円 作風の異なる様々なジャンルを集めて作者の引き出しの多さと上手さを喧伝するショーケースのような掌編集。冒頭と最後の心を折られそうな詩の間に人間味のある小説や「不条理」な小説が詰め込まれていま … “いい曲だけど名前は知らない – さまざまな作風を楽しめる掌編集” の続きを読む