Sci-Fire 2023

投稿日: カテゴリー

Sci-Fire 2023 特集 人間以外責任編集者: 甘木零表紙絵: Sei-Chan (仁科星) / 表紙デザイン: 太田知也1500円 坂永雄一「色彩の街」 巡礼の美術僧の師弟は、旅先の街角で地球の大きさを測った古えの賢人の物語を説く。しかし先達の師は疑問があり、旅にも別の目的があった。特集「 … “Sci-Fire 2023” の続きを読む

本の雑誌 2024年9月号 – 佐久間文子のエッセイが良かった

投稿日: カテゴリー

本の雑誌 2024年9月号 (No.495) ひやおろし待ちわび号 / 本の雑誌社 / 900円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集:河出書房新社を探検しよう! 今日まで河出書房新社を新興の出版社と思ってました。特集を読みながらも … “本の雑誌 2024年9月号 – 佐久間文子のエッセイが良かった” の続きを読む

着せる女 – バーニーズ・ニューヨークを覚えた!

投稿日: カテゴリー

着せる女 / 内澤旬子 / 本の雑誌社 1650円+税イラスト: 内澤旬子 / 装丁: 川名潤 ファッションセンスが偏差値35の、おしゃれを知らないままいつの間にか中年になってしまい、服屋の扉を怖くて開けられない男たちに、せめて平均点以上は取ろうよ、とスーツを選んであげる楽しいエッセイ。 ただ吊るし … “着せる女 – バーニーズ・ニューヨークを覚えた!” の続きを読む

虎の潜む嶺 – ぬらーっとした戦いと異様に長い拷問

投稿日: カテゴリー

虎の潜む嶺 / ジャック・ヒギンズ / 伏見威蕃訳 / ハヤカワ文庫NV / 580円+税カバーイラスト: 生頼範義 / カバーデザイン: ハヤカワ・デザインYear of the Tiger by Jack Higgins 1996 シャヴァスはチベット人モロの訪問を受け、33年前、チベットに軟禁 … “虎の潜む嶺 – ぬらーっとした戦いと異様に長い拷問” の続きを読む

ザ・スタンド – 個々のキャラもエピソードもいいけど散漫

投稿日: カテゴリー

ザ・スタンド / スティーヴン・キング / 深町眞理子訳 / 文藝春秋 / 上 下各3000円+税装幀 藤田新策The Stand Revised Edition by Stephen King, 1990 一度挫折してから、上巻を2023年6月4日から11月25日で、下巻を11月25日から2024 … “ザ・スタンド – 個々のキャラもエピソードもいいけど散漫” の続きを読む

年賀状の印刷メモ 2023

投稿日: カテゴリー

毎年わからなくなるのでメモ 環境 Microsoft Word のプリントオプション メディアと品質 用紙処理 背景の色が表示されない Microsoft Word の環境設定 > 印刷 > 「背景の色とイメージをプリントする」をオンに

破滅派 20号「ロスジェネの答え合わせ」

投稿日: カテゴリー

破滅派 20号「ロスジェネの答え合わせ」破滅派 / 1000円 / 2023年11月の文学フリマにて購入 諏訪靖彦「爆ぜる 」 親と実家に暮らし、音楽活動のためだけに働いていた俺に、父親が倒れたと連絡が入る。一夜明けた病院で、母親を残し、一人で悲嘆する俺。退院後、父親は復職に失敗し、俺も会社を辞める … “破滅派 20号「ロスジェネの答え合わせ」” の続きを読む

ゼッタイ!芥川賞受賞宣言

投稿日: カテゴリー

ゼッタイ!芥川賞受賞宣言 ~新感覚文豪ゲームブック~ / 佐川恭一 / 中央公論新社 / 1800円+税装画 AiLeeN/アイリン / 装幀 坂野公一+吉田友美 (welle design)2023 君は美人の読書家の気を惹くため、小説家を、そして芥川賞を目指す。 どうせ全部のパスを読むので Li … “ゼッタイ!芥川賞受賞宣言” の続きを読む

ゼロから作る Deep Learning – 楽しい本

投稿日: カテゴリー

ゼロから作る Deep Learning / 斎藤康毅 / オライリー・ジャパン / 3400円+税2016 TensorFlow 等のライブラリを使わずに、素のPythonだけ使用してディープラーニングしようという本。Pythonの使い方から始まるけど、途中から加速度的に難しくなっていき最後は論文 … “ゼロから作る Deep Learning – 楽しい本” の続きを読む

本の雑誌 2023年7月号 – 鏡明絶賛の椎根和『49冊のアンアン』が気になる

投稿日: カテゴリー

本の雑誌 2023年7月号 (No.481) / 本の雑誌社 / 700円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集「謎叢書の喜びと哀しみ」 「ぎょうしょ」と適当に読んでいたら「そうしょ」でした。本のシリーズのこと、双書とも。なら双葉社 … “本の雑誌 2023年7月号 – 鏡明絶賛の椎根和『49冊のアンアン』が気になる” の続きを読む

Sci-Fire 2022

投稿日: カテゴリー

Sci-Fire 2022 特集インフレーション/陰謀論 1600円責任編集者: 甘木零表紙絵: 仁科星 / レイアウト: 太田知也 【インタビュー】「SF×インフレーション×陰謀論  樋口恭介、陰謀論を解体する」(聞き手:櫻木みわ) 「インフレも陰謀論も現実がつまらないから生まれた」説はありですね … “Sci-Fire 2022” の続きを読む

ダイナー – ときわ書房本店激賞帯どおりの面白本!

投稿日: カテゴリー

ダイナー / 平山夢明 / ポプラ文庫装幀: 坂野公一 welle design / カバー写真: Photo by Aflo 携帯闇サイトの運転手募集に応じたオオバカナコは、事件に巻き込まれた結果山に埋められるところを、ボンベロが経営するダイナー「キャンティーン」のウェイトレスとして買われる。毎晩 … “ダイナー – ときわ書房本店激賞帯どおりの面白本!” の続きを読む

かもめのジョナサン 完成版 – どこかで観た寓話

投稿日: カテゴリー

かもめのジョナサン 完成版 / リチャード・バック / 五木寛之 創訳 / ラッセル・マンソン 写真 / 新潮文庫JOnathan Livingston Seagull by Richard Bach 1970, 1998, 2014デザイン: 新潮社装幀室 飛行術を追い求めたカモメのジョナサンは、 … “かもめのジョナサン 完成版 – どこかで観た寓話” の続きを読む

破滅派 18号 – 曾根崎十三「片付けぐらいならできる。」が普通に良い

投稿日: カテゴリー

破滅派 18号 / 1000円 特集は「検閲」。「破滅派検閲こぼれ話」のタイトルを見た時、破滅派も過去に検閲を受けたことがあるのか!?と驚きましたが、「東京オリンピック 2020 新種目。」の表紙のことだと知って、あぁ、知ってたわ。検閲というより著作権違反に対する印刷会社の慎重姿勢ですね。特集名から … “破滅派 18号 – 曾根崎十三「片付けぐらいならできる。」が普通に良い” の続きを読む

屍者の帝国 – 素晴らしい読書体験

投稿日: カテゴリー

屍者の帝国 / 伊藤計劃✕円城塔 / 河出文庫 / 780円+税カバーデザイン: 川名潤(prigraphics) / カバーフォーマット: 佐々木暁 死体に「霊素」を注入した「屍者」の利用が一般化している19世紀後半の英国。ワトソン博士は秘密機関「ウォルシンガム」の一員としてアフガニスタンに派遣さ … “屍者の帝国 – 素晴らしい読書体験” の続きを読む

Sci-Fire 2021 – 高木ケイ「進化し損ねた猿たち」が良かった

投稿日: カテゴリー

Sci-Fire 2021 特集アルコール 1500円責任編集者: 甘木零表紙絵: 仁科星 / レイアウト: 太田知也 キーワード「アルコール」。その一語で、ここまで多様にSFを仕立てた執筆陣に感心します(私は「酩酊」「消毒」以外、浮かびませんでした)。表紙はこれまでのクールなもの(それはそれで良か … “Sci-Fire 2021 – 高木ケイ「進化し損ねた猿たち」が良かった” の続きを読む

伴名練 編『新しい世界を生きるための14のSF』

投稿日: カテゴリー

新しい世界を生きるための14のSF / 伴名練編 / ハヤカワ文庫JA / 1360円+税カバーイラスト: 九島優 / カバーデザイン: 川谷デザイン 新鋭の作品だけを集めたSFアンソロジー。まえがきの「本当はあと200ページ欲しかった」は、お決まりの宣伝文句でなく、真に充実した内容。どの作品も力が … “伴名練 編『新しい世界を生きるための14のSF』” の続きを読む