全身編集者 – ガロ分裂の藪の中

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全身編集者 / 白取千夏雄 / おおかみ書房 / 1500円カバーイラスト 古屋兎丸2019年 感想 ガロ編集者で古屋兎丸の担当でもあった白取千夏雄の自伝です(『Palepoli』には本人役で出てくる話がある)。生い立ちと「編集道」に始まり、ガロの再生と分裂、自身の闘病と妻のやまだ紫の死が語られます … “全身編集者 – ガロ分裂の藪の中” の続きを読む

いい曲だけど名前は知らない – さまざまな作風を楽しめる掌編集

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いい曲だけど名前は知らない – 高橋文樹自選掌編集/ 高橋文樹 / 破滅派 Kindle 250円 作風の異なる様々なジャンルを集めて作者の引き出しの多さと上手さを喧伝するショーケースのような掌編集。冒頭と最後の心を折られそうな詩の間に人間味のある小説や「不条理」な小説が詰め込まれていま … “いい曲だけど名前は知らない – さまざまな作風を楽しめる掌編集” の続きを読む

闇の天使 – 小さな事件を淡々とつなげただけ

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闇の天使 / ジャック・ヒギンズ / 黒原敏行訳 / ハヤカワ文庫 / 720円+税 カバーイラスト: 生頼範義 / カバーデザイン: ハヤカワ・デザイン Angel of Death by Jack Higgins 1995 アイルランドとイギリスの和平交渉に反対するグループが様々な抵抗活動を行う … “闇の天使 – 小さな事件を淡々とつなげただけ” の続きを読む

文字渦 – 読書中ワクワクしっぱなしの傑作!

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文字渦 / 円城塔 / 新潮社 / 1800円+税 書 華雪 / 装幀 新潮社装幀室 2018 生物の「文字」が主役の短編集。生物なので進化したり、化石で発見されたり、光ったり、戦ったり、移動したり、冥王星の軌道上にいたりします。 メタフィクションやの 思考実験 ような文章と、キャラ立ちした登場人物 … “文字渦 – 読書中ワクワクしっぱなしの傑作!” の続きを読む

破滅派八号 – 閉塞感満載の号。アサミ・ラムジフスキー「雲を掴む日」と竹之内温「夜の機械」がよかった

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破滅派八号 / 破滅派 / 500円発行 2011/11/3 2018年11月の文学フリマで購入した同人誌です。発行は2011年11月、東日本大震災から半年後です。震災は休止していた同人活動を復活させる程度にインパクトがあったのでしょうが、必然的にどの作品からも忘れていた閉塞感を感じることになりまし … “破滅派八号 – 閉塞感満載の号。アサミ・ラムジフスキー「雲を掴む日」と竹之内温「夜の機械」がよかった” の続きを読む

なぜ世界は存在しないのか – だけど月面の一角獣は存在する、と。

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なぜ世界は存在しないのか / マルクス・ガブリエル / 清水一浩訳 / 講談社選書メチエ / 1850円+税 装幀者 奥定泰之 Warum es die welt nicht gibt by Markus Gabriel 2013 Web や NHK で紹介されていて興味を持った哲学者の本。特に「月 … “なぜ世界は存在しないのか – だけど月面の一角獣は存在する、と。” の続きを読む

破滅派 14号 – 長崎朝「改元難民」がタイトルも中身も良かった

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破滅派 14号 / 破滅派 / 500円 2018/11/25 発行 「Sci-Fire 2018」と同じく2018年11月の文学フリマで購入した同人誌で、オンライン文芸誌「破滅派」の紙版。初めての「文学系」同人誌でしたが、よい意味でフツーに読める面白い作品ばかりでした。 テーマは「改元」。平成を振 … “破滅派 14号 – 長崎朝「改元難民」がタイトルも中身も良かった” の続きを読む

小説すばる 2018年10月号 – はじめての小説誌を面白く読みました。

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小説すばる 2018年10月号 / 集英社 / 920円(税込) 表紙イラスト ヨシタケシンスケ / 表紙 AD albireo 生まれて初めて小説誌を購入しました。漫画雑誌と同様、苦手なジャンルや作家に幅広く触れられることができ、新しい発見が多数ありました。普段は翻訳モノがメインのため、日本語の文 … “小説すばる 2018年10月号 – はじめての小説誌を面白く読みました。” の続きを読む