収容所から出された男

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収容所から出された男 / ブライアン・フリーマントル / 飯島宏訳 / 新潮文庫 / 520円カバー 辰巳四郎Face Me When You Walk Away by Brian Freemantle, 1974 ソビエト文化省の命を受けてヨーゼフは、優秀な新人作家ニコライにノーベル賞を取らせるこ … “収容所から出された男” の続きを読む

本の雑誌5月号 (No.335)

本の雑誌 2011年5月号 (No.335) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 今月の注目は坪ちゃんの名編集長養成虎の穴。目黒さんの椎名さんへの思いが素直に語られます。分量は少なく既刊本と重なる部分も多いのですが、古いファンであれば感じる部分があ … “本の雑誌5月号 (No.335)” の続きを読む

90億の神の御名

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90億の神の御名 <ザ・ベスト・オブ・アーサー・C・クラーク 2> / アーサー・C・クラーク / 中村融編、浅倉久志他訳 / ハヤカワ文庫SF / 1000円+税Cover Design 岩郷重力 + T.KThe Best of Arthur C. Clarke Vol.2 … “90億の神の御名” の続きを読む

背信

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背信 / ロバート・B・パーカー / 菊池光訳 / ハヤカワ文庫 / 860円 + 税カバーフォーマット 辰巳四郎 / カバーデザイン ハヤカワデザイン / カバー写真 (C)Marc Schlossman/Getty ImagesBad Business by Robert B.Parker 夫の … “背信” の続きを読む

日の名残り

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日の名残り / カズオ・イシグロ / 土屋政雄訳 / ハヤカワepi文庫 / 720円+税カバー装画: 渡邊伸鋼, カバーデザイン: ハヤカワ・デザインThe Remains of the Day by Kazuo Ishiguro 1989 休暇中の執事スティーヴンスンは、同じ屋敷で働いていたミス … “日の名残り” の続きを読む

ラッカー奇想博覧会

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ラッカー奇想博覧会 / ルーディ・ラッカー / 黒丸尚、他訳 / ハヤカワ文庫SF / 660円(税込)カバー : 横山えいじCollected 13 Short Stories of Rudy Rucker, 1995 日本オリジナル短篇集。ラッカーの長編は筆者のイマジネーションについていけず途中 … “ラッカー奇想博覧会” の続きを読む

獅子の怒り

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獅子の怒り / ジャック・ヒギンズ / 池央耿訳 / 創元推理文庫 / 380円カバー : 福留朋之Wrath of the Lion by Jck Higgins, 1964年 元フランス軍大佐のド・ボーモン伯爵は孤島の要塞に潜水艦を持ち、テロ組織を率いている。英国情報部のマロリーはハミット将軍の … “獅子の怒り” の続きを読む

失われた遺産

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失われた遺産 ハインライン傑作集(1) / ロバート・A・ハインライン / 矢野徹、田中融二訳 / ハヤカワ文庫SF / 460円 (古本屋で100円)カバー : 佐藤弘之Assignmnet in Eternity by Robert A. Heinlein, 1953年 中短編4つのどれもが、そ … “失われた遺産” の続きを読む

輝く永遠への航海

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輝く永遠への航海(上)(下) / グレゴリー・ベンフォード / 冬川亘訳 / ハヤカワ文庫SF / 各740円+税カバー : 加藤直之Sailing Bright Eternity by Gregory Benford, 1995年 「たまには頭をつかう本を読むか」と読んでいたら自分の書き込みが出て … “輝く永遠への航海” の続きを読む

999 妖女たち

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999 妖女たち / アル・サラントニオ編 / キング、ニューマン他著 / 白石朗、梶元靖子他訳 / 創元推理文庫 / 780円 + 税Cover Design : 岩郷重力+WONDER WORKZ。/ (C)TSUNEO NANBA / amana images999 The Last Book … “999 妖女たち” の続きを読む

トミーノッカーズ – 「怪作」でいいと思います

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トミーノッカーズ(上)(下) / スティーヴン・キング / 吉野美恵子訳 / 文藝春秋 / 各2700円+税 装画 : 藤田新策 / デザイン : 坂田政則 The Tommyknockers by Stephen King, 1987年 前半はボビとガードナーの矮小な話に始まり、中盤は架空の町ヘイ … “トミーノッカーズ – 「怪作」でいいと思います” の続きを読む

不思議の国ニッポンVol.7

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不思議の国ニッポンVol.7 / ポール・ボネ / 角川文庫 / 300円 (古本屋で100円)カバー : 古川タク 70年代後半から80年代前半の日本の風俗、生活習慣、政治、経済を在日フランス人の眼から綴った人気エッセイの第7弾。高校に入学してすぐ、ポール・ボネを貸してくれた岡崎君は元気でしょうか … “不思議の国ニッポンVol.7” の続きを読む

漫画批評 Vol.3

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漫画批評 Vol.3 / 500円2010年12月31日発行 元々は古屋兎丸さんのインタビューが掲載されていることから「漫画批評」を知ったのでした。で、その特集号。 まず表紙が『幻覚ピカソ (3)』から。以下、「表紙の写真」として、ピカソファンにはおなじみのマルマン図案シリーズスケッチブックの紹介。 … “漫画批評 Vol.3” の続きを読む

漫画批評 Vol.2

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漫画批評 Vol.2 / 500円2009年10月20日発行 特集は「さよなら『ヤングサンデー』」。休刊後にこれだけ丁寧なフォローがなされていたとは知りませんでした。何となく一部の超メジャー作品だけが救われたのかと思っていたので、特に。ところで単行本派の人間としては雑誌の色や流れにコメントする執筆者 … “漫画批評 Vol.2” の続きを読む

本屋大賞2010

本屋大賞2010 / 本の雑誌社 / 580円 (552円)表紙デザイン 寄藤文平 大賞は冲方丁『天地明察』。押川春浪の暦の話が熱く語られるのでしょうか。ライトノベル出身のSF作家と思っていたのですが、幼少時にモンゴルで暮らすとか想像を超えた経験をお持ちで、そちらの方が気になりました。この人もそろそ … “本屋大賞2010” の続きを読む

おすすめ文庫王国 2010-2011

おすすめ文庫王国 2010-2011 / 本の雑誌社 / 798円 (760円)表紙イラスト 曽根愛表紙デザイン 呉事務所装幀会 昨年の堺三保のTweetに応えて、今年から表記はタイトルのようになった本の雑誌が選ぶ文庫ベストテン。ベスト3は『犬身』『虐殺器官』『海炭市叙景』ですが、個人的には&#06 … “おすすめ文庫王国 2010-2011” の続きを読む

SF本の雑誌 – 別冊本の雑誌15

SF本の雑誌 – 別冊本の雑誌15本の雑誌社 / 1500円 + 税 装幀 : 岩郷重力+WONDER WORKZ。表紙オブジェ制作 : 倉田タカシ 今は社を去った浦さんが作ったSFの特集号。毎度のオールタイムベスト(ベスト3は『万物理論』『ソラリス』『マイナス・ゼロ』)、ジャンル別ベス … “SF本の雑誌 – 別冊本の雑誌15” の続きを読む

本の雑誌4月号 (No.334)

本の雑誌 4月号 (No.334) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 今月号は全体から古本屋の臭いが漂う古めかしい(?)号。萩原魚雷が連載を初めてからその気配はあったのですがね。冒頭の幸田露伴、杉山茂丸、『なんとなくクリスタル』、池島信平、武部本 … “本の雑誌4月号 (No.334)” の続きを読む