アウレリャーノがやってくる / 高橋文樹 / 新潮 2007年11月号所収 第39回新潮新人賞 (小説部門) 受賞作。岩手から姉を頼って上京してきたアマネヒトは人の心の奥底の言葉をその人に代わって読み上げる「代理詩人」を始める。ネットで同じ「代理詩人」がいることを知り、所属先のIT出版社「破滅派」を … “アウレリャーノがやってくる –” の続きを読む
Blog
本の雑誌 2020年9月号 – SNSネタをきっちり特集化してます。
本の雑誌 2020年9月号 (No.447) / 本の雑誌社 / 667円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「つぶやく出版社!」 ワープロ専用機や FAX など文明の利器の導入のたびに大騒ぎしていた「本の雑誌」が Zoom で … “本の雑誌 2020年9月号 – SNSネタをきっちり特集化してます。” の続きを読む
破滅派創刊一号 – 手嶋淳と萩野七重がよかった
破滅派創刊一号 / 破滅派 / 時価 (2019年11月に文学フリマ東京で500円で購入)発行 2007/11/11表紙カット: 大友昇平 / 「破滅派」ロゴ: 足立喜一朗 表紙や背表紙にある「マレー・プレミエール社」ってなんだろう? 破滅派発刊の辞 ここから更に13年続けているんだよなと思うと言葉 … “破滅派創刊一号 – 手嶋淳と萩野七重がよかった” の続きを読む
本の雑誌 2020年8月号 – 上半期ベストは『パラスター』
本の雑誌 2020年8月号 (No.446) / 本の雑誌社 / 800円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「落語本で笑おう!」 東京の落語と関西の落語が違うことさえ知らない私でも、堀井慶一郎と杉江松恋の対談には「音」や周辺の … “本の雑誌 2020年8月号 – 上半期ベストは『パラスター』” の続きを読む
本の雑誌 2020年7月号 – 速水健朗はバブルを正確に描くが意外と若かった。
本の雑誌 2020年7月号 (No.445) / 本の雑誌社 / 667円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特殊翻訳家 柳下毅一郎の書斎は、資料を最適化したらこうなった感があっていいな。背表紙の揃っていない棚でも、しっとり収まってい … “本の雑誌 2020年7月号 – 速水健朗はバブルを正確に描くが意外と若かった。” の続きを読む
超便利!「WordPressでファイルアップロードをAjaxでやる方法」を JavaScript ビギナーがやってみた
しずみ さんがブログで「WordPressでファイルアップロードをAjaxでやる方法」を紹介してくれました。とても便利、かつ楽しい機能なので未読の方は是非一読ください。動きの具体的な様子はこの記事の末尾でも紹介しています。 以下は JavaScript ビギナーが試してみて、ついでにブロック化した過 … “超便利!「WordPressでファイルアップロードをAjaxでやる方法」を JavaScript ビギナーがやってみた” の続きを読む
do_action Japan 2020 に参加して
予告どおりに 2020年5月16日(土)、17日(日) do_action Japan 2020 に参加しました。チームは「「図書館」(仮称)リ・デザイン会議」 。私はテスターとしての参加でしたが少しディレクターさんのお手伝いもしました。 参加して感じたことを箇条書きにして振り返ります。 運営全般 … “do_action Japan 2020 に参加して” の続きを読む
本の雑誌 2020年6月号 – 服部文祥の推薦が上手すぎる、トミー・コールドウェル『ザ・プッシュ ヨセミテ エル・キャプテンに懸けたクライマーの軌跡』
本の雑誌 2020年6月号 (No.444) / 本の雑誌社 / 667円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし FAX の導入で大騒ぎしていた編集部がリモートワークで雑誌を作れるんだから隔世の感がありますな。大変だったと思いますがクオリ … “本の雑誌 2020年6月号 – 服部文祥の推薦が上手すぎる、トミー・コールドウェル『ザ・プッシュ ヨセミテ エル・キャプテンに懸けたクライマーの軌跡』” の続きを読む
掃除婦のための手引書
掃除婦のための手引書 / ルシア・ベルリン / 岸本佐知子訳 / 講談社 / 2200円+税装幀 クラフト・エヴィング商會 (吉田浩美・吉田篤弘)カバー著者写真 Buddy Berlin ((C)2018 Literary Estate of Lucia Berlin LP)A Manual for … “掃除婦のための手引書” の続きを読む
GW のんびり Hackathon 2020 参加レポートと do_action のお誘い
「GWのんびりHackathon 2020」に参加しました。詳細は主催者 mimi さんのブログでどうぞ。 企画段階から面白そうな試みでしたが、時間の都合と Web 制作をしたことがないのとで 5月6日 (祝水) 夕方の終わりそうな時間に成果発表の賑やかしのつもりで Zoom を覗いたのですが、ほぼ … “GW のんびり Hackathon 2020 参加レポートと do_action のお誘い” の続きを読む
リピート – これはないわぁ…。
リピート / 乾くるみ / 文春文庫 / 752円+税DESIGN: 岩郷重力 + +WONDER WORKZ。PHOTO: (C)ZAMA/A.collection/amanaimages 『イニシエーション・ラブ』と並んで語られることが多いので期待して読んだらまったくの肩透かし。つまんなかったし … “リピート – これはないわぁ…。” の続きを読む
劉慈欣『三体』 – 馬鹿ネタで楽しいところはあるものの全体としては感心できず
三体 / 劉慈欣 / 大森望、光吉さくら、ワン・チャイ訳、立原透耶監修 / 早川書房 / 1900円+税装画: 富安健一郎 / 装幀: 早川書房デザイン室The Three-body Problem by Cixin Liu, 2006 非常な話題で手にしましたがうーん。つまらなくはないけど、さして … “劉慈欣『三体』 – 馬鹿ネタで楽しいところはあるものの全体としては感心できず” の続きを読む
モチベーション 3.0 – 基本的な報酬ラインがあってこその話
モチベーション 3.0 / ダニエル・ピンク / 大前研一訳 / 講談社α文庫 / 820円+税デザイン: 鈴木成一デザイン室Drive: The Surprising Truth About What Motivates Us. by Daniel H. Pink, 2009 同僚に勧められて読ん … “モチベーション 3.0 – 基本的な報酬ラインがあってこその話” の続きを読む
本の雑誌 2020年5月号 – 大山顕と速水健朗の連載がとてもいい
本の雑誌 2020年5月号 (No.443) / 本の雑誌社 / 667円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 沢野ひとしの表紙の言葉「林芙美子は無邪気な微笑を浮かべよく旅に出た。でも心の底に意地悪なところがある。」読みたい! 特集は「 … “本の雑誌 2020年5月号 – 大山顕と速水健朗の連載がとてもいい” の続きを読む
WordPress 5.4 ブロックエディターのフルスクリーンモードを制御するプラグイン Blockeditor Fullscreen Mode Control
フルスクリーンモード WordPress 5.4 からブロックエディターのデフォルトがフルスクリーンモードになりました。これまでの見慣れた左側の黒いメニューがなくなり若干、不安感さえ漂います。 ここで管理画面に戻るには左上の WordPress ロゴをクリックします。すると管理画面の投稿一覧に戻りま … “WordPress 5.4 ブロックエディターのフルスクリーンモードを制御するプラグイン Blockeditor Fullscreen Mode Control” の続きを読む
本の雑誌 2020年4月号 – 大山顕の名言、マンションポエムはマンションを語らない
本の雑誌 2020年4月号 (No.442) / 本の雑誌社 / 1000円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「さようなら、坪内祐三」 表紙絵や本棚が見たい!から、座談会、三角窓口、坪内祐三の10冊、沢野ひとしのエッセイや編集 … “本の雑誌 2020年4月号 – 大山顕の名言、マンションポエムはマンションを語らない” の続きを読む
春宵十話 / 岡潔 – 数学は人の心からとって知性の文字板に表現する学問・芸術の一種
春宵十話/ 岡潔 / 光文社文庫 / 476円+税カバーデザイン: 坂川栄治+田中久子(坂川事務所) 「スミレはスミレのように咲けばよいのであって、そのことが春の野にどのような影響があろうとなかろうと、スミレのあずかり知らないことだ」と数学を探求していた著者が「急に少しお話ししようと思い立ったのは、 … “春宵十話 / 岡潔 – 数学は人の心からとって知性の文字板に表現する学問・芸術の一種” の続きを読む
本の雑誌 2020年3月号 – 小説家鈴木輝一郎は売れている
本の雑誌 2020年3月号 (No.441) / 本の雑誌社 / 667円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「文学館に行こう!」 おじさん三人組で金沢の石川近代文学館、室生犀星記念館、泉鏡花記念館、徳田秋聲記念館を巡り、ご当地 … “本の雑誌 2020年3月号 – 小説家鈴木輝一郎は売れている” の続きを読む
本の雑誌 2020年2月号 – 作家の優しさを伝える石本秀一の「加納朋子の10冊」がよかった
本の雑誌 2020年2月号 (No.440) / 本の雑誌社 / 667円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 今月号のベストは石本秀一の「加納朋子の10冊」。 「温かくやさしいものに満たされる」作品を書き続けるミステリー作家の存在を丁 … “本の雑誌 2020年2月号 – 作家の優しさを伝える石本秀一の「加納朋子の10冊」がよかった” の続きを読む
Gene Mapper – full build – 嘘をつかないSFが最後に到達した解に震える
Gene Mapper – full build – / 藤井太洋 / ハヤカワ文庫 JA / 760円+税カバーイラスト: Taiyo Fujii & Rey.Hori / カバーデザイン: ハヤカワ・デザイン 2037年、遺伝子組み換え作物を遺伝子操作するジーン・ … “Gene Mapper – full build – 嘘をつかないSFが最後に到達した解に震える” の続きを読む