トミーノッカーズ – 「怪作」でいいと思います

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トミーノッカーズ(上)(下) / スティーヴン・キング / 吉野美恵子訳 / 文藝春秋 / 各2700円+税 装画 : 藤田新策 / デザイン : 坂田政則 The Tommyknockers by Stephen King, 1987年 前半はボビとガードナーの矮小な話に始まり、中盤は架空の町ヘイ … “トミーノッカーズ – 「怪作」でいいと思います” の続きを読む

不思議の国ニッポンVol.7

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不思議の国ニッポンVol.7 / ポール・ボネ / 角川文庫 / 300円 (古本屋で100円)カバー : 古川タク 70年代後半から80年代前半の日本の風俗、生活習慣、政治、経済を在日フランス人の眼から綴った人気エッセイの第7弾。高校に入学してすぐ、ポール・ボネを貸してくれた岡崎君は元気でしょうか … “不思議の国ニッポンVol.7” の続きを読む

漫画批評 Vol.3

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漫画批評 Vol.3 / 500円2010年12月31日発行 元々は古屋兎丸さんのインタビューが掲載されていることから「漫画批評」を知ったのでした。で、その特集号。 まず表紙が『幻覚ピカソ (3)』から。以下、「表紙の写真」として、ピカソファンにはおなじみのマルマン図案シリーズスケッチブックの紹介。 … “漫画批評 Vol.3” の続きを読む

漫画批評 Vol.2

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漫画批評 Vol.2 / 500円2009年10月20日発行 特集は「さよなら『ヤングサンデー』」。休刊後にこれだけ丁寧なフォローがなされていたとは知りませんでした。何となく一部の超メジャー作品だけが救われたのかと思っていたので、特に。ところで単行本派の人間としては雑誌の色や流れにコメントする執筆者 … “漫画批評 Vol.2” の続きを読む

本屋大賞2010

本屋大賞2010 / 本の雑誌社 / 580円 (552円)表紙デザイン 寄藤文平 大賞は冲方丁『天地明察』。押川春浪の暦の話が熱く語られるのでしょうか。ライトノベル出身のSF作家と思っていたのですが、幼少時にモンゴルで暮らすとか想像を超えた経験をお持ちで、そちらの方が気になりました。この人もそろそ … “本屋大賞2010” の続きを読む

おすすめ文庫王国 2010-2011

おすすめ文庫王国 2010-2011 / 本の雑誌社 / 798円 (760円)表紙イラスト 曽根愛表紙デザイン 呉事務所装幀会 昨年の堺三保のTweetに応えて、今年から表記はタイトルのようになった本の雑誌が選ぶ文庫ベストテン。ベスト3は『犬身』『虐殺器官』『海炭市叙景』ですが、個人的には&#06 … “おすすめ文庫王国 2010-2011” の続きを読む

SF本の雑誌 – 別冊本の雑誌15

SF本の雑誌 – 別冊本の雑誌15本の雑誌社 / 1500円 + 税 装幀 : 岩郷重力+WONDER WORKZ。表紙オブジェ制作 : 倉田タカシ 今は社を去った浦さんが作ったSFの特集号。毎度のオールタイムベスト(ベスト3は『万物理論』『ソラリス』『マイナス・ゼロ』)、ジャンル別ベス … “SF本の雑誌 – 別冊本の雑誌15” の続きを読む

本の雑誌4月号 (No.334)

本の雑誌 4月号 (No.334) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 今月号は全体から古本屋の臭いが漂う古めかしい(?)号。萩原魚雷が連載を初めてからその気配はあったのですがね。冒頭の幸田露伴、杉山茂丸、『なんとなくクリスタル』、池島信平、武部本 … “本の雑誌4月号 (No.334)” の続きを読む

漫画批評 Vol.1

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漫画批評 Vol.1 / 500円2009年10月20日発行 古屋兎丸さんのロング・インタビューが Vol.3 に掲載されいてるため、バックナンバーをまとめて購入したもので、これはその創刊号。批評誌の創刊号にも関わらずヘンに気負った風がなく、漫画全体を幅広く紹介していこうという姿勢にまずは感心。編集 … “漫画批評 Vol.1” の続きを読む

スノウ・クラッシュ

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スノウ・クラッシュ / ニール・スティーヴンスン / 日暮雅通訳 / アスキー / 2400円+税ブックデザイン : 鈴木成一デザイン室Snow Crash by Neal Steaphenson (1992) ネット世界メタヴァースの創始者で伝説のハッカー、ヒロは元恋人ジャニータの依頼でウイルス「 … “スノウ・クラッシュ” の続きを読む