過ぎ去りし日々

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過ぎ去りし日々 / ロバート・B・パーカー / 菊池光訳 / ハヤカワ文庫HM / 880円+税カバー: 辰巳四郎All Our Yesterdays by Robert B. Parker アイルランドからボストンに至る三世代の男達の物語。祖父コンはアイルランド独立運動の兵士、父ガスはボストン警察 … “過ぎ去りし日々” の続きを読む

屋根裏の散歩者

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屋根裏の散歩者 / 江戸川乱歩 / 角川文庫 / 490円カバー: 高橋葉介 大正から昭和にかけて、およそ1920年代の作品ですが、うーん、ちょっともう読めないですねぇ。 「屋根裏の散歩者」タイトルが一番素晴らしい。中身は何だかな。犯罪自体も稚拙なら、明智のやり方も卑怯だし。「人間豹」ヒロインを次々 … “屋根裏の散歩者” の続きを読む

本の雑誌2011年6月号 (No.336)

本の雑誌 6月号 (No.336) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は30ページ丸々新潮社ネタの「新潮社に行こう!」。書評誌的に一つの出版社を取り上げるなんてどうなのよと最初は思いましたが、意外や意外に嫌味なく、実に楽しく読めました。中でも … “本の雑誌2011年6月号 (No.336)” の続きを読む

マーティ

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マーティ / スティーヴン・キング、バーニ・ライトスン画 / 風間賢二訳 / 学研ホラーノベルズ / 1800円カバー バーニ・ライトスン / 装丁 菊地信義Cycle of the Werewolf by Stephen King, 1983 人狼に支配されたターカーズ・ミルズの1年を、各月ごとに … “マーティ” の続きを読む

本屋大賞2011

本屋大賞2011 / 本の雑誌社 / 552円+税表紙デザイン 寄藤文平 大々的に発表されているので順位を公表してもよいかと思いますが、大賞は『謎解きはディナーのあとで』。表紙とキャッチコピー「お嬢様の目は節穴でございますか?」から冴えていますが、内容もそれなりのようで、早々と100万部超え。キャラ … “本屋大賞2011” の続きを読む

反撃の海峡

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反撃の海峡 / ジャック・ヒギンズ / 後藤安彦訳 / ハヤカワ文庫NV / 680円 税込カバー 生頼範義Cold Harbour by Jack Higgins, 1990 ジュヌヴィエーヴは英国特殊作戦部の命令により、双子の姉アンヌ-マリーの身代わりとしてドイツの支配するフランスに侵入し、ロン … “反撃の海峡” の続きを読む

ゴースト・ストーリー

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ゴースト・ストーリー(上)(下) / ピーター・ストラウブ / 若島正訳 / ハヤカワ文庫NV / 640円(上)、680円(下) 税込カバー 影山徹Ghost Story by Peter Straub, 1979 落ちぶれた新興住宅地が深い雪に閉じ込められたとき、古代から営々と続く妖かしの化物が … “ゴースト・ストーリー” の続きを読む

ハズバンド

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ハズバンド / ディーン・クーンツ / 松本依子訳 / ハヤカワ文庫NV / 840円+税カバーイラスト 渡邊アキラ / カバーデザイン ハヤカワ・デザインThe Husband by Dean Koontz, 2006 庭師ミッチは妻を誘拐され200万ドルの身代金を要求される。 タイトルであおり、 … “ハズバンド” の続きを読む

収容所から出された男

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収容所から出された男 / ブライアン・フリーマントル / 飯島宏訳 / 新潮文庫 / 520円カバー 辰巳四郎Face Me When You Walk Away by Brian Freemantle, 1974 ソビエト文化省の命を受けてヨーゼフは、優秀な新人作家ニコライにノーベル賞を取らせるこ … “収容所から出された男” の続きを読む

本の雑誌5月号 (No.335)

本の雑誌 2011年5月号 (No.335) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 今月の注目は坪ちゃんの名編集長養成虎の穴。目黒さんの椎名さんへの思いが素直に語られます。分量は少なく既刊本と重なる部分も多いのですが、古いファンであれば感じる部分があ … “本の雑誌5月号 (No.335)” の続きを読む