デモン・シード[完全版]

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デモン・シード[完全版] / ディーン・クーンツ / 公手成幸訳 / 創元SF文庫 / 620円+税Cover Design : 岩郷重力 + WONDER WORKZ。
Demon Seed by Dean Koontz

キング曰く「コンピュータを色情狂として描く卑猥でばかばかしい「デモン・シード」(滑稽きわまりないアイデアだという意見には一も二もなく賛成だ)」という作品の作者自身によるリメイク。解説の瀬名秀明がどう言い繕うと失敗は失敗。

元々クーンツは形容の下手な作家。女主人公が心意気のあるところを描く「例え話」の類は、ほぼ間違いなくうすら寒い嫌悪感を感じさせます。それが丸々一冊続くのですから読者はたまったものではありません。そしてストーリー的に最も理解できないのがスーザンの卵子を採取し、受精卵を埋め込むシーン。ここが最大の気色の悪い、読ませ所だと思うのですが、全く理解出来ない展開と、陳腐なラストに呆然。一体クーンツは何を考えているのか。あるいは、いないのか…。

atachibana

立花明 - 東京都在住、IT系企業勤務。 ブログでは本や映画の感想を中心に書いていますが、サイト構築の技術情報もたまに。WordPress Codex を中心に活動中。 連絡先はこちらです。

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