本の雑誌4月号 (No.334)

本の雑誌 4月号 (No.334) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 今月号は全体から古本屋の臭いが漂う古めかしい(?)号。萩原魚雷が連載を初めてからその気配はあったのですがね。冒頭の幸田露伴、杉山茂丸、『なんとなくクリスタル』、池島信平、武部本 … “本の雑誌4月号 (No.334)” の続きを読む

本の雑誌3月号 (No.333)

本の雑誌 3月号 (No.333) / 本の雑誌社 / 705円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「いま冒険本・探検本が熱い!」。椎名さんが編集長だったならもっと違った感じ – 正統派と言ったらいいでしょうか – の冒険本が並んだところでしょう … “本の雑誌3月号 (No.333)” の続きを読む

本の雑誌2月号 (No.332)

本の雑誌 2月号 (No.332) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「いざ! 編集長修行」。新米編集長が教えてもらうという構図がよかったのか編集長は5人とも楽しそうに持論を展開しています。また坪内祐三、花田紀凱の記事(共通して出てくる山本 … “本の雑誌2月号 (No.332)” の続きを読む

本の雑誌1月号 (No.331)

本の雑誌 1月号 (No.331) / 本の雑誌社 / 762円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10」。シーナ編集長の最終号ですから当然『ハンターズ・ラン』かと思いきや2位。1位は、もう書いてもいい頃でしょうか、窪美澄『ふがいない僕 … “本の雑誌1月号 (No.331)” の続きを読む

本の雑誌12月号 (No.330)

本の雑誌 12月号 (No.330) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 今月号の最大の話題はウエちゃんも紹介しているとおり椎名編集人の勇退。既に「ぼくの知らない書き手のほうが増えてい」る状態なので、来月号から名実ともに浜本さんが編集人兼発行人にな … “本の雑誌12月号 (No.330)” の続きを読む

本の雑誌11月号 (No.329)

本の雑誌 11月号 (No.329) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は『カフェで本を読もう!』。少し前にあった「俺たち、カフェに行けるか?」問題からの発展でしょうか。ただカフェを正面から取り上げたのは冒頭の体験談だけで、あとは喫茶店に(泉 … “本の雑誌11月号 (No.329)” の続きを読む

本の雑誌2010年10月号 (No.328)

本の雑誌 10月号 (No.328) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 冒頭は至る所で話題の『傷だらけの店長』。書店チェーンの雇われ店長が奮闘する話ですが、ただうな垂れるばかり。特に現在の書店業界を取り巻く厳しい状況を多少なりとも知っている者とし … “本の雑誌2010年10月号 (No.328)” の続きを読む

本の雑誌2010年9月号 (No.327)

本の雑誌 9月号 (No.327) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「たちあがれ、翻訳ミステリー」。発売直後に大森望や古沢嘉通が Twitter 上を賑わしていましたが中身的にはどうということもない内容で、何を今さらという感じ。その点では … “本の雑誌2010年9月号 (No.327)” の続きを読む

本の雑誌8月号 (No.326)

本の雑誌 8月号 (No.326) / 本の雑誌社 / 705円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「上半期ベスト1」。それぞれの小説の面白さがコンパクトに述べられる良い導入。年度末ベスト10の、とっちらかった座談会と異なり、お互いが相手の話を一冊づつ丁寧に聞くスタイル … “本の雑誌8月号 (No.326)” の続きを読む

本の雑誌7月号 (No.325)

本の雑誌 7月号 (No.325) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「電子書籍の時代がくるぞ!?」。正直あまり期待していなかったのですが、多面的な人選と意外な視点、共通するメッセージ – 要は電子書籍の流れをどう楽しんでいくか … “本の雑誌7月号 (No.325)” の続きを読む

本の雑誌6月号 (No.324)

本の雑誌 6月号 (No.324) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 今号の目玉は何と言っても「ミーツへの道」最終回。のはずだけど、淡々とした終わり方でちょっと残念。途中の熱さをもう一度と期待したのですが、静かに終りました。うむむ、欲求不満です。 … “本の雑誌6月号 (No.324)” の続きを読む

本の雑誌5月号 (No.323)

本の雑誌 5月号 (No.323) / 本の雑誌社 / 705円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「2010年、私の(秘)新作」。73人の作家さんが嬉しそうに(?)自作の出版予定を語っています。最近けなされまくっている村上春樹もいます。大人です。世間的には電子書籍が大 … “本の雑誌5月号 (No.323)” の続きを読む

本の雑誌4月号 (No.322)

本の雑誌 4月号 (No.322) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「ご当地小説グランプリ!」。紹介担当の方の地域愛と知識がバラバラで、他県のおすすめ本が分からないので他人に尋ねるなんて…。編集部は地域色の欠片もないベイブレー … “本の雑誌4月号 (No.322)” の続きを読む

本の雑誌3月号 (No.321)

本の雑誌 3月号 (No.321) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「いま書評はどうなっておるのか!」。事前の煽りがすごくて期待したのですが、残念ながら内容は今一つ。トヨザキ社長の、いい加減な書評家にダメ出ししたい真摯な態度や実名を挙げて … “本の雑誌3月号 (No.321)” の続きを読む

本の雑誌2月号 (No.320)

本の雑誌 2月号 (No.320) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 今号もまたかっちりした号でした。無駄な執筆者もいなければ無駄な書き散らしもなく年末進行の中にあって編集の熱心さを感じます(小学生書評家はアヤシーが)。出版社の広告も多数入り、裏 … “本の雑誌2月号 (No.320)” の続きを読む

おすすめ文庫王国 2009年度版

おすすめ文庫王国 2009年度版 / 本の雑誌社 / 760円+税表紙イラスト : YOUCHAN表紙デザイン : 呉事務所装幀会 文庫王国の新版です。Twitter で堺三保だったかが「2009」と書くと来年売れないぞ、と言ってたけど確かになぁ。 で「ベストテン」。『一瞬の風になれ』と『獣の奏者』 … “おすすめ文庫王国 2009年度版” の続きを読む

本の雑誌1月号 (No.319)

本の雑誌 1月号 (No.319) / 本の雑誌社 / 762円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「本の雑誌が選ぶ2009年度ベスト10」。すでに店頭でもコーナーが出来ているようなのであえて紹介しますが、ベスト3は、佐藤友哉『デンデラ』、小川洋子『猫を抱いて象と泳ぐ』 … “本の雑誌1月号 (No.319)” の続きを読む

本の雑誌12月号 (No.318)

本の雑誌 12月号 (No.318) / 本の雑誌社 / 648円+税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「この妻がすごい!」。冒頭の座談会は、さいとうよしこが自分の夫の事を持ち出さなければ満点の出来で、特に北方謙三の辺りや、子どもがいると妻は母化してしまうなど面白く読めました … “本の雑誌12月号 (No.318)” の続きを読む

本の雑誌11月号 (No.317)

本の雑誌 11月号 (No.317) / 本の雑誌社 / 648円+税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「昭和の文学が面白い!」冒頭いきなり雑文家(エッセイスト等)から入るところが本の雑誌っぽくてとても良いです。座談会自体も選者(亀和田武、坪内祐三、目黒考二)の雑文への愛が感 … “本の雑誌11月号 (No.317)” の続きを読む

本の雑誌10月号 (No.316)

本の雑誌 10月号 (No.316) / 本の雑誌社 / 648円+税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「いま日本の出版社はどうなっているのか!?」。の前に高野秀行の爆笑名前変更物語。要はブラックリストに入っているインドに入国するため、奥さんと離婚、再婚し、奥さんの名字に替え … “本の雑誌10月号 (No.316)” の続きを読む