本の雑誌 6月号 (No.336) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は30ページ丸々新潮社ネタの「新潮社に行こう!」。書評誌的に一つの出版社を取り上げるなんてどうなのよと最初は思いましたが、意外や意外に嫌味なく、実に楽しく読めました。中でも … “本の雑誌2011年6月号 (No.336)” の続きを読む
カテゴリー: 本の雑誌
本屋大賞2011
本屋大賞2011 / 本の雑誌社 / 552円+税表紙デザイン 寄藤文平 大々的に発表されているので順位を公表してもよいかと思いますが、大賞は『謎解きはディナーのあとで』。表紙とキャッチコピー「お嬢様の目は節穴でございますか?」から冴えていますが、内容もそれなりのようで、早々と100万部超え。キャラ … “本屋大賞2011” の続きを読む
本の雑誌5月号 (No.335)
本の雑誌 2011年5月号 (No.335) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 今月の注目は坪ちゃんの名編集長養成虎の穴。目黒さんの椎名さんへの思いが素直に語られます。分量は少なく既刊本と重なる部分も多いのですが、古いファンであれば感じる部分があ … “本の雑誌5月号 (No.335)” の続きを読む
本屋大賞2010
本屋大賞2010 / 本の雑誌社 / 580円 (552円)表紙デザイン 寄藤文平 大賞は冲方丁『天地明察』。押川春浪の暦の話が熱く語られるのでしょうか。ライトノベル出身のSF作家と思っていたのですが、幼少時にモンゴルで暮らすとか想像を超えた経験をお持ちで、そちらの方が気になりました。この人もそろそ … “本屋大賞2010” の続きを読む
おすすめ文庫王国 2010-2011
おすすめ文庫王国 2010-2011 / 本の雑誌社 / 798円 (760円)表紙イラスト 曽根愛表紙デザイン 呉事務所装幀会 昨年の堺三保のTweetに応えて、今年から表記はタイトルのようになった本の雑誌が選ぶ文庫ベストテン。ベスト3は『犬身』『虐殺器官』『海炭市叙景』ですが、個人的には … “おすすめ文庫王国 2010-2011” の続きを読む
SF本の雑誌 – 別冊本の雑誌15
SF本の雑誌 – 別冊本の雑誌15本の雑誌社 / 1500円 + 税 装幀 : 岩郷重力+WONDER WORKZ。表紙オブジェ制作 : 倉田タカシ 今は社を去った浦さんが作ったSFの特集号。毎度のオールタイムベスト(ベスト3は『万物理論』『ソラリス』『マイナス・ゼロ』)、ジャンル別ベス … “SF本の雑誌 – 別冊本の雑誌15” の続きを読む
本の雑誌4月号 (No.334)
本の雑誌 4月号 (No.334) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 今月号は全体から古本屋の臭いが漂う古めかしい(?)号。萩原魚雷が連載を初めてからその気配はあったのですがね。冒頭の幸田露伴、杉山茂丸、『なんとなくクリスタル』、池島信平、武部本 … “本の雑誌4月号 (No.334)” の続きを読む
本の雑誌3月号 (No.333)
本の雑誌 3月号 (No.333) / 本の雑誌社 / 705円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「いま冒険本・探検本が熱い!」。椎名さんが編集長だったならもっと違った感じ – 正統派と言ったらいいでしょうか – の冒険本が並んだところでしょう … “本の雑誌3月号 (No.333)” の続きを読む
本の雑誌2月号 (No.332)
本の雑誌 2月号 (No.332) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「いざ! 編集長修行」。新米編集長が教えてもらうという構図がよかったのか編集長は5人とも楽しそうに持論を展開しています。また坪内祐三、花田紀凱の記事(共通して出てくる山本 … “本の雑誌2月号 (No.332)” の続きを読む
本の雑誌1月号 (No.331)
本の雑誌 1月号 (No.331) / 本の雑誌社 / 762円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「本の雑誌が選ぶ2010年度ベスト10」。シーナ編集長の最終号ですから当然『ハンターズ・ラン』かと思いきや2位。1位は、もう書いてもいい頃でしょうか、窪美澄『ふがいない僕 … “本の雑誌1月号 (No.331)” の続きを読む
本の雑誌12月号 (No.330)
本の雑誌 12月号 (No.330) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 今月号の最大の話題はウエちゃんも紹介しているとおり椎名編集人の勇退。既に「ぼくの知らない書き手のほうが増えてい」る状態なので、来月号から名実ともに浜本さんが編集人兼発行人にな … “本の雑誌12月号 (No.330)” の続きを読む
本の雑誌11月号 (No.329)
本の雑誌 11月号 (No.329) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は『カフェで本を読もう!』。少し前にあった「俺たち、カフェに行けるか?」問題からの発展でしょうか。ただカフェを正面から取り上げたのは冒頭の体験談だけで、あとは喫茶店に(泉 … “本の雑誌11月号 (No.329)” の続きを読む
本の雑誌2010年10月号 (No.328)
本の雑誌 10月号 (No.328) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 冒頭は至る所で話題の『傷だらけの店長』。書店チェーンの雇われ店長が奮闘する話ですが、ただうな垂れるばかり。特に現在の書店業界を取り巻く厳しい状況を多少なりとも知っている者とし … “本の雑誌2010年10月号 (No.328)” の続きを読む
本の雑誌2010年9月号 (No.327)
本の雑誌 9月号 (No.327) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「たちあがれ、翻訳ミステリー」。発売直後に大森望や古沢嘉通が Twitter 上を賑わしていましたが中身的にはどうということもない内容で、何を今さらという感じ。その点では … “本の雑誌2010年9月号 (No.327)” の続きを読む
本の雑誌8月号 (No.326)
本の雑誌 8月号 (No.326) / 本の雑誌社 / 705円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「上半期ベスト1」。それぞれの小説の面白さがコンパクトに述べられる良い導入。年度末ベスト10の、とっちらかった座談会と異なり、お互いが相手の話を一冊づつ丁寧に聞くスタイル … “本の雑誌8月号 (No.326)” の続きを読む
本の雑誌7月号 (No.325)
本の雑誌 7月号 (No.325) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「電子書籍の時代がくるぞ!?」。正直あまり期待していなかったのですが、多面的な人選と意外な視点、共通するメッセージ – 要は電子書籍の流れをどう楽しんでいくか … “本の雑誌7月号 (No.325)” の続きを読む
本の雑誌6月号 (No.324)
本の雑誌 6月号 (No.324) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 今号の目玉は何と言っても「ミーツへの道」最終回。のはずだけど、淡々とした終わり方でちょっと残念。途中の熱さをもう一度と期待したのですが、静かに終りました。うむむ、欲求不満です。 … “本の雑誌6月号 (No.324)” の続きを読む
本の雑誌5月号 (No.323)
本の雑誌 5月号 (No.323) / 本の雑誌社 / 705円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「2010年、私の(秘)新作」。73人の作家さんが嬉しそうに(?)自作の出版予定を語っています。最近けなされまくっている村上春樹もいます。大人です。世間的には電子書籍が大 … “本の雑誌5月号 (No.323)” の続きを読む
本の雑誌4月号 (No.322)
本の雑誌 4月号 (No.322) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「ご当地小説グランプリ!」。紹介担当の方の地域愛と知識がバラバラで、他県のおすすめ本が分からないので他人に尋ねるなんて…。編集部は地域色の欠片もないベイブレー … “本の雑誌4月号 (No.322)” の続きを読む
本の雑誌3月号 (No.321)
本の雑誌 3月号 (No.321) / 本の雑誌社 / 648円 + 税表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集は「いま書評はどうなっておるのか!」。事前の煽りがすごくて期待したのですが、残念ながら内容は今一つ。トヨザキ社長の、いい加減な書評家にダメ出ししたい真摯な態度や実名を挙げて … “本の雑誌3月号 (No.321)” の続きを読む