Software Design 2016年7月号 – getaddrinfo …

Software Design 2016年7月号 / 技術評論社 / 1220円+税
ロゴデザイン: デザイン集合ゼブラ+坂井哲也  表紙デザイン: 藤井耕志(Re:D)  表紙写真: Jane Burton / gettyimages

結城浩の解説する「ドッグフーディング」。最初に聞いたのは『闘うプログラマー』でファイルサーバーとして使用してた OS/2 の代わりに Windows NT を使うシーンですね。正しい戦略と思います。

技適の解説は良い記事。軽く流していた言葉の意味や背景を丁寧に解説しています。

第1特集は TCP/IP。このへんは詳しいもんねと思っていたら getaddrinfo を知りましたよ …。時代は変わる。スクリプト篇は時間を掛けた記事ですが、検証結果に驚きがなくてちょっと残念。実装がよく出来ているということなのでしょうか。Winshark によるパケットキャプチャは基本。

第2特集は正規表現。ものすごーく平易に解説してあります。「芸」にまで極める必要はありませんが、最低限の考え方は理解しておいたほうがよいと私も思います。行頭や行末へのマッチとか、グルーピングしての置換とか、最短一致の方法とか。

期待していたのに前回休載だった「使って考える仮想化技術」は本格稼働。まずは CentOS をインストールし、KVM カーネルモジュールを確認したところまできました。

Sphinx は運用ドキュメントの作成。はじめてお客様環境での手順書を見た時には驚きました、こんなの一々作ってるんだ、しかも Excel で!? … と。今じゃすっかり慣れましたが…。この記事では文書を部品に分け、動的に組み合わせることで手間を減らし、再利用性を向上させようとしています。うーん、正直、製品のバージョンアップに合わせているとこれではつらく、結局は単一の文書のほうが扱いやすいのではないかなぁ。

 

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