殺意のコイン

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殺意のコイン / ロバート・B・パーカー / 奥村章子訳 / ハヤカワ文庫HM / 820円+税
カバーデザイン : ハヤカワ・デザイン  / カバー写真 : (C)Flint/Corbis/amanaimages
Soare Change by Robert B. Parker, 2007

 サニー・ランドールの父親の代に未解決に終わった連続無差別殺人。その犯人「物乞いキラー」が同じ手口で殺人を再開する。サニーは父フィルと共に捜査にあたる。

途中で容疑者は明かされますが、殺人が止まらないまま最後まで泳がされ続け、サニーとの会話が続きます。犯人像としては面白いけど、捜査方法等に現実味はないですね。

パーカーの作品に出てくる警察関係者は全員いい人間ですが、フィルは極上のいい人間。アル中でバカな妻やサニーの姉も含めて家族を大切にします。頭の良い第一子としては悔しいでしょうが、その苛立ちも含めてよく描けています。またサニーの友人に対する正直で気持ちのいい対応(仕返し?)も読んでいて納得。その正直なサニーがひたすら褒めちぎるもんだからげんなりするのがドクター・シルヴァマン。自分の作ったキャラがそこまで好きかね > パーカーさん。

 

atachibana

立花明 - 東京都在住、IT系企業勤務。 ブログでは本や映画の感想を中心に書いていますが、サイト構築の技術情報もたまに。WordPress Codex を中心に活動中。 連絡先はこちらです。

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