乾くるみ『イニシエーション・ラブ』を 4回読んだ感想

イニシエーション・ラブ / 乾くるみ / 文春文庫
DESIGN: 岩郷重力+WONDER WORKZ。
PHOTO: George Doyle / Getty Images

献辞

大矢博子さんに(勝手に)捧ぐ。あなたの「紹介」は素晴らしかった。今も謎は残りますが…。

とにかく ネタバレ! という方へ

末尾の「ブログ公開後の追記」へジャンプしてください。

はじめに

これはできる限り事前情報を遮断し、噂や大矢博子さんの言葉だけで読み始めた『イニシエーション・ラブ』の感想です。その言葉が何だったかは、読み進めていただければ分かります。

ここで、私の文章の途中にネタバレがあるのか、ないのか、書いている段階では本当に分かっていないことを約束します。読後、落ち着いてから多少の推敲はしましたが、そうでもしないと、特に後半はストーリーに夢中になってメモ書きのグシャグシャ状態で、私でも意味をつかむのに苦労しましたから。それくらい、ミステリー要素抜きに面白いです。

## なお、このブログ中の他の感想も、すべて書き終えてから、解説を読んでます。そうしないと、私のような人間はすぐ引っ張られてしまうので…。数回しかやったことありませんが、競馬もどうしても本命馬から逃げられません。

もちろん、あるページに達すれば、すべての謎がわかるはずです。それがどのページなのか、最後の1行なのか、後半の20ページなのかも今はわかりません。トータルのページ数を確認しないようにしたので、正確にあと何ページなのかもわかりません。ときどき、どっちつかずのエンディングの小説もありますが、きっと本作は違うでしょう…たぶん。つまり最後まで読めば思いっきりネタバレします。

ですので未読の方は、一緒に読み進めるもよし、今すぐこのページを閉じ、読み終えてから振り返るもよし。既読の方は、私の無知ぶりに笑うもよし、振り返るもよし、です。未読の方がこのまま読み進むのを止める権利は私にはありませんが、個人的にそうした行為は映画「ミザリー」のキャシー・ベイツが大声で叫んだり、ハンマーで足をへし折るシーンが浮かびます。

では、いざ。

あとひとつ。この記事は途中まで読み、最初に戻ってきて書き始めています。したがって全くの未読状態というわけではないので、どのような形でもネタバレが嫌な人はここでページを閉じてくださいね。

では、ほんとにいざ。

購入

さて、噂だけはなんとなく聞いていました。「読み終えた瞬間に最初から戻りたくなる」とか「二度読み必須」とか。ただ私はミステリーの仕掛けにまったく弱く、犯人やトリックを途中で見破ったことなど一度もない人間なので、本書への興味も、さほどありませんでした。どれくらい推理力が弱いって「火曜サスペンス劇場」で一度も犯人があたったことがなかった、といえば十分でしょう。あんまり見てないけど。

時代的にど真ん中で、周囲も大好きだった「新本格」物に、まったく手を出さなかったのもそのせいでしょう。「本の雑誌」で北上次郎が薦めていた西澤保彦『七回死んだ男』と、友人に勧められた森博嗣『すべてがFになる』も特に感心はせず、むしろ、前者の設定や、後者の道義的な問題に強烈な違和感を感じました。作者も読者もベストという東野圭吾『白夜行』は、主人公の女性が生理的にどうしても受け付けられず、事件の連続があまりに都合よく思えて、池上冬樹が感じるような二人の悲しみがどうしても伝わってきませんでした。
きっと私が良いミステリー読みではないのでしょう。

ただ、『イニシエーション・ラブ』だけは特別で、もはやいつの記憶かも曖昧ですが、確か「本の雑誌」で、確か大矢博子さんが、私と同じようにミステリーの仕掛けに弱いらしい彼女が、この作品で描かれる時代を生きた人間として、どうしてもひっかかる部分があり、そこから作者の仕掛けが見えた、とか何とか書いていて、「ふーん」と思ったことがあったのでした。いや、もしかすると、「本の雑誌」ではなかったかも知れませんし、大矢博子さんじゃなかったかも知れませんし、どころか『イニシエーション・ラブ』への書評でもなかったかも知れません。でも私の頭にはそのようにインプットされたのでした、当時。

だからと言ってすぐに本屋で探すわけもなく、また日頃の読書が翻訳物中心の私は、文春文庫では青い棚しか見ませんので「い」で始まる日本人作家の棚なんか遠くて見るわけもなく、すっかり忘れたまま数年が過ぎたわけです。
ところが本屋で偶然、見かけ、何の気なしに目次を見たら…。

わーーーー。
こりゃ、いかん。大矢博子さんが何歳か知らないけど、同時代って、これ… 私じゃん!!

目次
side-A
1 揺れるまなざし
2 君は 1000%
3 YES-NO
4 Lucky Chanceをもう一度
5 愛のメモリー
6 君だけに

side-B
1 木綿のハンカチーフ
2 DANCE
3 夏をあきらめて
4 心の色
5 ルビーの指輪
6 SHOW ME

解説 -再読のお供に- 大矢博子

しかも解説はその大矢博子さんです。きっと「本の雑誌」の書評の縁で書いているのでしょうと、勝手に確信! もちろん中を読めば分かるのでしょうが、ネタバレが怖いので確認できません。

80年代を中高大学生として過ごした人間として、もちろん目次の曲は大半歌えます。大矢博子さんがどうしても引っかかった部分だか、全編に仕掛けられたトリックだかは、この私だって気づくでしょう。というか気づかないと困ります。

おそらくはその時代にはありえないモノが登場したり、その時代を生きた人間には許せない間違いが登場したり(例えば「歌のトップテン」の司会が久米宏とか)、そこから作者の仕掛けが、どんな仕掛けか知りませんが、見えてくるに違いありません。一つお手並み拝見と行きましょう。こりゃ買うしかない!

1回目 195ページまで

で、注意深く読み始めたのですが、あっという間に前半のA面が終了したのでした。

最初はいつもの翻訳文体と違う、肌に吸い付くような日本語の文章に慣れないなぁ、と思いつつ、また瑣末なあれこれの固有名詞に妄想や思い出を膨らましながら、それでも慎重に読み進めたはずが、いつの間にか鈴木くんの語りにいいように揺さぶられて没頭し、登場人物の全員を好きになりながら、純粋に小説を楽しんでいました。それにしても鈴木くんのしょうもなさと、対する成岡さんの可愛さよ。

でも、例の仕掛けとやらはどこにあったのでしょう? …おかしい。そうは言っても注意して読んでいたのに、時代的に間違っている部分には全く気づきませんでしたよ。前半が終了したのに、「二度読み必須」の小説が、そこまでに仕掛けがなかったとは信じられません。うーむ。

と、ここで思いつきました。
そうか、この前半までが壮大な伏線なのだ、と。

きっと、後半のB面に入ると成岡さん視点で同じ時間を描き、これまで見えなかった別の事象を浮かび上がらせる「藪の中」なのでしょう。そして最後の最後でさらに第三者の視点で別の面を見せて(どんな面か知りませんが)、驚かせるのでしょう。きっと、そうに違いありません。だから A面とB面なのです。で、最後にボーナストラックが来る、と。ビミョーに目次と合いませんが良しとしましょう。

で、早速、後半のページをめくると、そこには普通に鈴木くんの話が続きます。うむむ? と思いながら、それでも慎重に読み進め、195ページ、3章まで読み終えました。今、ここです。

さて、どう考えてもここまでに何かあったはずです。繰り返しますが、二度読み必須というのですから、最後の数章だけの仕掛けではないでしょう。では何でしょう? もうここまで来るとうまく騙されたい、という気持と、いや「君は1000%」だよ、カルロス・トシキ&オメガトライブだよ、これは当てなきゃ、という気持ちが半々です。

そしてもう一つ。この妄想を後から振り返って楽しみたい自分がいます。読み終えた後では到底無理な、方向違いの推理の山と、ドキドキする気持ちと暴走とアイデアと。

ならば最初に戻ってその妄想を注意深く書き付けていけば、あとあと面白そうですし、うまくすると大矢博子さんの「どうしても許せない部分」を見つけられるかもしれません。仮に回答が見つけられなくてもどこで間違ったのかを調べることができます。

これはいい考えです。

小説自体、非常に面白く、そんなパズルみたいな読み方をされたら作者は迷惑でしょうし、私もこんなことはコレっきりにしたいですが、やはり自分の経た時代であり、語りたいことは山ほどあります。このまま読み続けて最後まで行っても、きっと感想を書く時は振り返るはずです。なんといっても二度読み必須なのですから。

というわけで、ここからは妄想全開で最初からメモを取りつつ再読することにしました。

2回目 25ページまで

p.2 目次。A面は愛の素晴らしさを歌い上げる名曲。オフコースもB面でなく、こちら側。1 は 誰だろう? 4 は CCB か? 5 は松崎しげる、6 は少年隊。

一方 B面は別れの歌。 1 が太田裕美、2 は知らない、3 は 研ナオコ? 4 はちゅーりっぷ、5は寺尾聡 6はえーーと荻野目ちゃんじゃなくて、誰だっけか。

A面が男性視点の歌 (鈴木くん視点)、B面が女性視点の歌(成岡さん視点)、というわけでもないのですよね。

p.3 カバーデザインは、SF系表紙でも大活躍している「岩郷重力+WONDER WORKZ。」。最後に句点が付く。どうでもいいネタ。

p.10 「マツモトユウコっていうのが、オレの連れだから」…。なんでカタカナなの? そうか。「「まつも」と言う子」の聞き間違いなのだな。と思いましたがすぐ後に松本優子と出てきます。違うみたいです。

p.25 第1章終わり。ここまでで仕掛けはない…よね? 男4対女4の合コン風景。あれ、トリックで3人ずつしかいないとか? いや、八人分の小皿と箸がセットされていましたね。

20歳の誕生日にルビーの指輪。やっぱり自分へのプレゼントというのが嘘で誰かにもらった? で、成岡さんみたいな可愛い子が最初から鈴木くんに声をかけるのは何か過去があるから? 謎。

中断

と、この調子でやってた所、本業が忙しくなり数ヶ月の中断です。メモを取りながらの読書なので自宅でしかできず、まとまった時間も欲しいのでなかなか始められず時間が過ぎました。

その間、いつネタバレを聞かされるかとハラハラの連続でした。ほとんどの本を数年寝かせて熟成させてから読む私が、珍しく割りとすぐに読み始めたのはそれが怖かったから。なのに中断は数ヶ月。なら早く読めよ、というツッコミはなしで。

本当にこの本を読むには注意が必要です。あまりに有名な上、至る所に情報が散乱し、どこでネタバレがあるやしれません。

「本の雑誌」には文庫の解説文を紹介する倉本さおりさんの楽しい連載「文庫解説3丁目」があるのですが、買ってから読み始めるまでの間の2014年5月号でまさに『イニシエーション・ラブ』が取り上げてあり、慌てて閉じた記憶があります。きっと大矢博子さんの解説が出てくるのでしょう。この感想を書き終えて読むのが楽しみです。

また乾くるみには『リピート』だかいう作品があり、最近復刊されたのか本屋で「『イニシエーション・ラブ』を超えた。またまた二度読み必須』」とかなんとか広告があり、おちおち売り場にも近づけません。下手すると近くにいる客の会話でネタバレするかも知れません。もちろん、本書「あとがき」の近くのページを開かないように慎重に読みます。文庫裏表紙の解説も目に入らないよう、本体から外しました。登場人物紹介はないけど、あったら切り捨てたいくらいです。

そう言えば最近も書いたけどクーンツの『ライトニング』の初版はひどかったですし、ジェフリー・アーチャーの『失われた独立宣言』や、クレイグ・トーマスの『DC3の積荷』など新潮文庫のタイトルもひどいもんです。どうひどいかは読んでください。

3回目 ラストまで

ようやくまとまった時間がとれたので一気に徹夜覚悟で読みます。もちろん最初から。

第1章は特に新しい発見もないまま、先へ進みます。

p.28 杉山清貴にサザン。待てよ。この本、どこにも80年代が時代設定だとは書いてないね。目次で引っかかったけど、そうか時代が実はもっと後なのだな。で、慎重に時間軸をグシャグシャにして語り、誰かが殺される前後の描写と入れ替えるとか。

p.39 「あの…タバコ、一本いただけません?」。ほんと時代性を感じます。今じゃレストランでも道路でもオフィスでもタバコはまれ。昔はあんなに吸ってたのにね。「私をスキーに連れてって」で、ライターをかっこよく点けるのもあったね。

と余計なことを思い始める。

ところで、この本の「謎」って何なんだろう。この調子じゃ誰も殺されそうもないし、何か特別なことが起きるとも思えない。となると、何だ。鈴木くんは存在しなかったり、二人一役だったり、成岡さんが男だったりするのか? 今のところ、不自然な描写はないがなぁ…。

全然関係ないけど、気分を出すためにインターネットラジオで80年代の曲を流していますが、今かかっているのがシーナ・イーストン「モーニング・トレイン」。いい曲です。当時は映画もあったため副題の「ナイン・トゥ・ファイブ」の方で呼ばれてて、ドリー・パートンの同名異曲と一緒に掛かっていましたね。

p.49 第2章終わり。海に行き、電話番号を教えてもらって、デートの約束を取り付ける。うーむ。成岡さん、やっぱり裏があるだろう? 可愛い、いい子だなあ、ってそのまま読めばいいのかなぁ。なんで一人暮らししているのか、の疑問は残る。

BGMは、カルチャー・クラブ「君は完璧さ」。なんで Do you really want to hurt me がそうなるのか。当時は疑問に思わなかったことが気になる。あと歌詞も若干聞き取れているような。多少、英語力は向上したか? ボーイ・ジョージの顔がでかいのがネタだった雑誌ってなんだっけ?

BGMは、 スイング・アウト・シスター『ブレイクアウト』。当時聞いた記憶が無いけど、懐かしいから、きっとあるんだな。って、どっちやねん。

第3章「YES NO」。♪きーみをだいていいのー。なぜかライジングチャートバンドの「We love Off Course」という企画物メドレーが浮かぶ。あれは誰だったのだろう? スタジオミュージシャン?

p.51 ここで初めて「静岡市」が出てくる。いやこれまでも固有名詞はあったけど。

p.55 就職先はFM-7 やオアシスの富士通。ここに至って時代は80年代と同定せざるを得ない。21世紀にオアシスはないでしょう。ちなみに FM-7 は私が友人から借りて初めて触ったパソコンで、専門誌「Oh FM」(FM誌ではない)のコードを必死に打ち込み、宮沢りえのデビュー曲で小室哲哉作曲の「ドリームラッシュ」を内蔵音源で鳴らしてました(この曲は音源カードなしで再生できるコードだった)。

p.57 ここで一人暮らしの説明が入る。たばこは吸わない。マックだから当然? もしかして成岡さんは双子で入れ替わっている? 仮にそうだとして、そこに何の意味があるのか?

p.58 「数学科ってところは、ほとんど女子がいなくて」理系の中では比較的多い方だと思いますがね。薬学部は多いが、理学部でも生物科と数学科はそこそこ。工学部は…。土木科なんて開校以来ゼロって状況だったな。

p.67 3章終わり。初デート。マック -> 居酒屋。うーん、どこに謎があるんだ? ただただ鈴木くんのイケてなさと、マユちゃんの可愛さが繰り返されるだけ。どこに大矢博子さんの言う「ほころび」があるんだ!?

免許を取ってクルマを持って、とか、服を買えってのもフツーだよな、今はクルマは要らないのかもしれないけど。

p.68 ジョグ。スクーターの名前。乗ってました。非常に軽量で加速がよく、いつも信号待ちから抜け出すのが一番で気持ちが良かったです。

p.71 松本伊代。「TVの国からキラキラ」を最初にTVで歌った時、途中の「ねぇ、君って、キラキラ?」で照れてたのを今思い出した。本筋と関係ない懐かしネタばかりが浮かぶ。

p.73 デートがキャンセル。何か理由があるのか?

p.74 「四年生になって唯一受けているゼミ講」。一部の人には有名ですが数学科は学部での卒論がなく、授業数も工学部に比べると格段に少なく、まぁ、こんな感じ。昼間、特に就職が決まった夏以降はひたすらバイトでした。

p.77 キャンセルの原因は便秘、と。うーん何もかもが不自然だったり、嘘に読めてしまうわ。

p.86 指輪がない。何かの意味がある? 普通の鍵でない真鍮製の鍵。合鍵ってこと?

p.93 で、第4章終わり。コンタクトレンズにして、服買って、教習所行って、デートを重ねて、テニスでは互いのペア相手に嫉妬して、夜電話して、「部屋に来て」。仕掛けはどこじゃぁ、ということよりも、すっかり話に夢中。

BGM REOスピードワゴン「涙のフィーリング」。いい曲や、としみじみ。ジョジョのスピードワゴンより、こっちが先、っつーか、これが元だかんね。サークルの後輩が「ジョジョの登場人物ってみんないい名前ですよね」とか言ってて、元ネタ明かされて泣いていたのを今、思い出した。

p.97 ブルーバックス『アインシュタインの世界』。絶対これが鍵だと思うんだよなぁ。なんだろう、平行世界ものなのか、タイムスリップが絡むバカミスなのか。その前の『十角館の殺人』は何かの暗示なのか。真鍮製の鍵と関連する? 単純に考えれば本棚に別のものが混ざるとなると、別の人がいるってことだよなぁ。 … ってのはどうでもよくて、女の子の部屋に初めて入って横になるなよ > たっくん。

で、ここで初めて思った、新たな疑問。乾くるみって男なの? これまでずーっと女性って思ってたんだけど、それにしてはたっくんの自意識過剰のとことか、妄想とか、よく男が描けてるよなぁ、くらいが、こと、この射精シーンにあっては、うーん、リアル過ぎるわ。となると、男目線だから、マユちゃんはこんな理想の女の子っぽい描写なのかしら?

BGM ボニー・タイラー『愛のかげり』

p.118 第6章に突入。いかんぞ、いかん。何が謎かもわかららないのに、もう前半が終わってしまう。金曜日のデートが、「男女7人秋物語」のせいで木曜日に。これなにか意味があるのか?

もう敗れかぶれでこれまで控えていたネット検索。すると、おぉ、1987年10月9日開始で、金曜日だ。つまり1987年か。だから何か? という気もするが。

p.120 『アインシュタインの世界』に言及。理系への愛、なのか、そうなのか?

p.126 指輪がない。きっと何かの仕掛けなんだろうけど分からない。

p.128 そして、A面が終わり。マユちゃんの部屋には行かなくなり、代わりにたっくんの家で会うようになり、クリスマスにはお決まりのシティホテルでフレンチ食べて、プレゼント交換。

BGMは、フィル・コリンズ「トゥー・ハーツ」。この人、声がいいんだよなぁ。フィリップ・ベイリーとやった「イージー・ラバー」とか、キレまくってて大好きです。

LPレコードならお皿を返してB面突入。

そう言えばレーザーディスクも裏返してたね。あんな大きくて重い円盤を回してたんだからメカ的に凄いやな。今も家にあるけど動くのかな。モーターは生きていてもベルトが死ぬとか、そんなんだったりして。メディアは1万円もしたのによく買ってたよなぁ。特に「ライトスタッフ」「エイリアン2」「リトル・ショップ・オブ・ホラーズ」あたりは何回観たことか。

BGM 「セント・エルモス・ファイアー」キタ━(゚∀゚)━!

B面 第1章のタイトルは「木綿のハンカチーフ」。もちろん東京に行ってしまいます。

p.140 1988年6月の設定なので(あってるよな)、付き合って8ヶ月。そろそろ飽きるやね。

p.148 ゴボッってなる、ブーツ型のビールジョッキ。あったわあ。って、この本書かれたのいつなんだろう? 作者の記憶の良さと記述の確かさに驚きます。恐らく最後のページを見れば初出があるだろうけど、怖くてめくれないので分からない。タイポグラフィで何かやらかされていると嫌だし。まして wikipedia なんて怖くて。

そして、まずいぞ、と。軽快で懐かしいBGMに乗って、話にグングン引きこまれていて、ちっとも考察していないことに気がついた。しかも p.195 までは2回目の読書なのに。ほころびを見つけるんじゃなかったのか。作者の仕掛けを見つけるんじゃなかったのか。って、本当にどうなってるんだ。何が謎なんだ。それさえもまだわからない..。

ここで、改めてタイトルの『イニシエーション・ラブ』に注目する。

initiation: 加入、儀式、開始、手ほどき。love がついたら「性人式」みたいなものか。これはベタだな。「愛のはじまり」「愛の手引き」うーん、ここまでとあまりつながらない。

BGM 「ニューヨーク・シティ・セレナーデ」キタ━(゚∀゚)━!

なんだ、外国の 80’s もベタなんだな。これがスティーヴ・ハリス言うところの「低能なアメリカ人」だなと思ってたら聞いてたラジオ局が「Best Net Radio – 80s Mellow」でした。メロウ…。

p.151 第2章に突入し、石丸さん登場。東京はいいなぁ。出社初日で美人が同期だそうですよ(棒読み)。

p.158 この章、ここまでマユちゃんへの言及なし(泣)。と思ったらすぐに出てきて、そのまま静岡編。幸せじゃ。

p.170 第3章に突入。謎よりもストーリーに夢中。たっくんはモテモテ。もともと素材が良かったんだから当然。メガネを外したらたちまち美人という、昔の少女マンガのよう。性格の面倒臭さと外見へのこだわりのなさも消えてしまったようです。

石丸さんとマユちゃんが同一人物ってネタも考えたけど、これじゃあり得ないだろう。

p.179 ここで3たび『アインシュタイン』。慶応大学の劇団「北斗七星」と歯科衛生師養成専門学校に何の関係があるというのか?

p.185 突発性難聴発症。でもすぐ治る。何の意味が?

ここまで来ると、疑うべき項目も減り、ただただ楽しくページをめくるだけ。もういいわい、華麗に騙されてやるわい、という気持と、どうせ私には見つけられないのだろうなという気持ちと。

p.188 石丸さんの元カレの天童登場。慶応大学物理科卒。

p.195 第3章終了。マユちゃん妊娠したかも、ってところで終わり。

そうそう、前回読んだのもここまで。ストーリーがヤマになりそうだから、その前にってブレーキをかけたのでした。

でもこうなるとお腹の子の父親が誰かってのが謎って、こと? それが天童とか? あまりに陳腐だし、何の根拠もないな。

p.196 第4章突入。あと3章。謎解きもだが、妊娠の有無が心配。避妊重要。

BGM 「ドント・ストップ・ビリーヴィン」。しばし読書をやめて泣く。産業ロック、いいわぁ。

p.197 クルマはホンダシティ。これまで出てきたっけ? マッドネスですね。コミックバンドかと思っていました。

p.199 石丸さんの告白。慌てるふりして、あまり慌てないし、困ってもいないたっくん。マユちゃん、ピンチ。

もしかして本当にただの恋愛小説ではないのか? という思いが一瞬よぎる。が、ただの恋愛小説で「再読のお供」は必要ないので思い直す。やはり前情報は不要だなあ、と確信。

p.217 第4章終了。妊娠していて堕ろすことに。ここまでリアルな展開が続いてきているので、ここで逃げるでなく堕胎という手段を選んだ作者を支持。おめでた婚なんて言葉がある今でも、大学出たそこそこの二人には厳しいでしょう。冷たいが二人で罪を背負うしかない。

p.218 第5章突入。残り2章。なのに何もわからない。私だけ?

p.230 たっくんと石丸さんの会話で一気にページが進む。そしてタイトルの意味がここで明らかに。やはり文法的にはおかしかったか。あ、書いてないな、ちぇっ。

子供を堕ろして苦しいはずのマユちゃんに電話もせず仕事にのめり込むたっくん。後ろめたさは感じているものの、「通過儀礼としての恋人」という耳にやさしい理屈と、石丸さんの積極さに徐々に傾いていく感じは、男のずるさがよく出ている。一方で石丸さんのずるさも。

p.237 うーん、やっぱり石丸さんが一枚も二枚も上手だわ。あっさり横浜デートの後、陥落するたっくん。

でも、この話、ここからどうなるの? 残りページも少ないし。

p.239 「おーい」。破局…なの?

p.241 おぉ、急転直下。たっくん、急に悪者ですが、まぁ男の身勝手はこんなもんかと。でも、これ、何故二度読む必要があるの? ここからマユちゃんの復讐があったとしてもそれだけだよね?

p.242 指輪が送り返されて、第5章、終了。

残りは1章。何を私は読み忘れているのか?

またざっとぺーじをめくっても、この記事を読み返しても分からない。

アインシュタイン? 鍵? 突然のキャンセル?

BGM : アースの『レッツ・グルーヴ』。ほんと古びないねぇ。今の音楽と言っても信じられるよ、ほんと。

… うーん。今も通用する昔の音楽。時間軸グシャグシャ系? でもどこが?

… うーん、実は妊娠していない? でもそれで何のメリットが?

降参。ここからは BGM も止めて一気に。外も明るみめました。

p.247 読み進めながら、ドキドキ。マユちゃんと石丸さんが同一人物? 少年のような身体とDカップじゃ違いすぎるだろう。それとも主人公が当てにならない証人とか。ないわぁ。

p.249 まだドキドキ。天童って何だったんだ。そもそもA面の登場人物とB面の登場人物ってなんか関係あんのか? まだわからない。手が汗ばむ。いい具合に解説が何ページから始まるかが分からない。あと何ページあるんだろう?

何が起きるのだろう?

家族と会ったらマユちゃんがいる? でもだから何だ、と。

p.250 マユちゃんへの電話。普通の応対。深まる? 謎? 何が起きているんだ?
たっくんが何かを読み違えている? 主人公自体も騙されている?

p.252 物理? 数学科じゃなかったっけ?

あれ、どこで入れ替わっているんだ?

あーきっと『アインシュタイン』もこの男のだ。だとしたら、どこだろう? で、これは誰なんだ? ここまで明かされても分からないよ。でもきっと途中で語り手が変わっているんだな。そうに違いない。

p.254 ちらっと横を察すればもうページがない。うわー、何が起きるんだ、これ。左ページを紙で隠しながら読もうっと。

… ん、何が起きているんだ?

あ、わかった。リピートしてるんだ。で、A面とB面の鈴木は別の人物か。そしてビールジョッキが出てくるのは夏物語だか、冬物語だかどっちかで、このズレをドラマが好きな大矢博子さん(勝手に決める)は気づいたに違いない。あ、マユって、呼び捨てもそうか。それからたっくんとあだ名が無理やりなのも、彼女が昔の彼と同じ名前にしたのか。これ強引だと思ったんだよなぁ。あ、書いてないか、ちぇっ。

p.255 あ、やはり合ってますね。で、読了。結局最後までわからなかった…。

んー、気づいてよかったのになぁ。くそう。

うわー、だから2度読み必須なのかぁ。うぐぐ。こりゃ読みたくなるわー。

徹夜で読んで今朝の6時。寝てから大矢博子さんの解説を読む。

4回目 A面B面交互に

一晩寝たら、解説を読む前に、すなわちいろいろ正解を知る前に自分でも確認しようと考えなおして、おさらいすることに。

ただ寝ている間に考えたんだけど、マユちゃんと最初のたっくんは結局幸せなままなんですね、ハッピーエンドと言ったらいいか。好きなキャラクターだったので良かったです。お幸せに。

で、A面とB面を交互に読み始める。指輪の意味も納得。もらったばかりで見せびらかしたいやね。やっぱりカレシがいないなんて嘘じゃん…。

p.143 電話番号を暗記して。そう、ここでおかしいと思ったんだよなぁ、一瞬で覚えるんじゃなかったっけ、って。服のセンスとか身につけられても、こんな才能は失わないから。

タバコは妊娠がわかって止めて、堕ろしたから再開したのか。その前に合コンの時からマユちゃんはたっくんに手を出しているから、石丸さんに手を出す2番目のたっくんとお互い様なのだな。… 全然かわいくないぞ、マユちゃん。

p.215 ハードカバー。あー借りた本かよ。気づけよ、自分。

p.77 便秘って、おい!

p.230 イニシエーション・ラブ。そうかぁ、これマユちゃん側もイニシエーションだったってことなのか、深いな。

p.113 「これ…大きいよ。」すごいなぁ。その前の演技もすごいけど。しかし避妊しろよ、お前は何を学んだのか > マユちゃん。あ、産めない理由はそうか。別のたっくんがいるからか。だから自宅にも来ないでって頼んで、最初のたっくんの家に行くようになったのか。だよなー。

p.241 一年半も続いた恋愛。時間が合わないよなぁ。気づけよ、自分。

p.118 で、別れて即、電話かよ。

p.250 そうか。自分が間違えてもいいようにわざと同じ「たっくん」にしたのか。すごいよ、マユちゃん。真っ黒だよ。

p.123 で、失恋したカップルかよ。

うわー、怖いわー、マユちゃん。「二人お幸せに」という最初の言葉は撤回。最初のたっくん、これから大丈夫かなぁ…。

で、確信した、乾くるみ、絶対女だ。

解説

解説読了。

やっぱり時代性からずれが分かる仕組みなんだな、と改めて納得。反省点としては一つ一つ年代を確認していけばどれか気づいたと思うんだが、惜しいなぁ。これが大滝詠一のアルバムだったら分かったんだけど…。

さて大矢博子さんはキーワードをあいうえお順に並べて解説しますが、私の好みからすると少しネタを分かりやすく紹介し過ぎ。太ゴシックとか止めて、年代をさらりと紹介でいいのではないかなぁ、と思います。

それよりも読みどころは前半のさらりと紹介している部分。肝心の部分や、個々のキーワードでは語らない全体をうまく隠して紹介しています。やはりマユちゃんの恐ろしさは読んでこそ味わうべきか。

ここで「本の雑誌」2014年5月号登場。ふむふむ。あーやっぱり文庫の裏カバーでばらしてあるんだ。こんなことするなよなぁ、ほんと。で、改めて見ると、こりゃひどい。今からでも改めましょうよ > 文春文庫。

でも倉本さおりさんの言う、ヒットナンバーのタイトルの仕掛けの意味は分からない。あと冒頭からの謎の、大矢博子さんはどこで気づいたのかもわからずじまい。うーん。

やっぱミステリーは向いてないな、自分。

ブログ公開後の追記 – ネタバレ全開とタイムテーブル

このブログを訪れるほとんどの人が、この記事のためということに気が付きました。特に検索エンジンキーワードが凄まじく、こんな感じ

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中で面白いのは

イニシエーションラブ ネタバレ 妊娠 誰の子

初体験のシーンが印象的な上に避妊せずセックスしてますからね、どうしてもたっくんの子どもかな? と思う人もいるのでしょうか。ただそれではタバコや便秘が意味を失ってしまいますし、そもそも時間軸が違いすぎます。

というわけでタイムテーブルを作ってマユちゃんの黒さを再認識しましょう。

たっくん 日付 鈴木 参照頁
1987/6/10 (水) 頃 マユが生理でセックスできず、口でしてもらった p.193
6/19 (金) 東京異動を命じられる。電話でマユと会話。「たっくん」と呼んでいる。 p.130
6/20 (土) マユと話。ラブホ。「今日は彼女が口を使わなくても、僕のものは充分に準備できていた」 p.141
7/1 (水) 東京へ引っ越し。夜、マユに電話。「番号だけは調べて暗記」 p.142
7/2 (木) デパートで指輪を買い、静岡へ。暇が潰せずパチンコ。デートで指輪を渡す。 p.145
7/3 (金) 東京に戻る p.150
7/6 (月) 石丸さんと会話。ドモンのスーツを着ていて「オシャレですね」 p.151
合コン。マユちゃん「自分へのご褒美」として誕生日に買った指輪をしてくる。鈴木くんをカラオケに誘う 7/10 (金) p.17
7/11 (土) 静岡へ行き、マユの家に泊まる。
「そういうマユは、ちょっと太ったんじゃない?」
p.167
7/13 (月) 石丸さんと残業 p.170
7/17 (金) 石丸さんらと合コン。8/1(土)、8/2(日)の劇に誘われる。 p.177
望月から電話。海水浴に誘われる。 7/18(土) 静岡へ。8/1(土)、8/2(日)は観劇のため静岡に来ないと言う。 p.26、p.180
7/21 (水) マユから週末は海に行こうと電話 p.183
7/23 (金) 突発性難聴になる p.184
静波へ海水浴。マユちゃんワンピースの水着。タバコを吸う。口頭で伝えられた電話番号をすぐに覚える。 8/2 (日) 『アインシュタインかく語りき』観劇 p.32、p.39
8/8 (土) 静岡へ。マユ日焼けしている。ハイレグの水着を見せる。 p.191
鈴木くん、電話する。マユちゃん、デートのおねだり。金曜夜が都合が良いという。 8/9 (日) 渋滞で海は諦める。
6月から「アレが来てない」と告白。午後、東京へ
p.45、p.192
8/10 (月) 石丸さんと昼食で打ち明けられる。 p.196
初デート。マックでまゆちゃん「中学のとき以来かもしれないです。男の人とこれだけ話をしたのって」。タバコは今日は吸わない。車の免許を取り、服に気を使い、コンタクトにするようアドバイス。 8/14 (金) p.50
8/15 (土) 帰省はするがマユとは会わず p.204
8/16 (日) 海藤と石丸さんのことで喧嘩 p.205
2回目のデート。単行本4冊を渡す。マユちゃん、鈴木くんの呼び名を「ユウキくんは嫌だ」と「たっくん」にする。 8/21 (金) p.68
8/22 (土) 静岡へ。 p.213
8/23 (日) 妊娠三ヶ月と判明。八つ当たりでカラーボックスの上の単行本をなぎ払う。夜、堕ろすことを決意 p.214
マユちゃんから電話。8/28(金) のデートは体調が悪くキャンセルして欲しい。 8/26 (水) p.73
8/29(土) 堕ろして入院。 p.218
3回目のデート。とても元気。タバコを吸う。まゆちゃん、先週は便秘だったと説明した上で「先週の土日に一泊で入院してきて、それでようやくスッキリしたんだもん」 9/4 (金) 石丸さんと飲み。「イニシエーション・ラブ」の意味がここで。 p.75、p.219
4回目のデート 9/11 (金) p.81
合コンメンバーでテニス。マユちゃん、指輪をしていない。鍵?
夜、電話。マユちゃんの家に行く。
ブルーバックス『アインシュタインの世界』
まゆちゃんから誘う (p.98)。「待って。照明を落として」「私も男の人に、こんなふうに触られるの、初めて」。「痛い?」と聞くと、彼女は大きく頷いた。
「これ … 大きいよ。男の人って、みんなこんなに大きいものなの?」
「初めての相手がたっくんで、本当に良かったと思う」
「あそこが痛いから…。とりあえずそれが治るまでは無理」
9/15 (火祝) p.81
デート。まゆちゃんの家に行くのは拒否。
10月からは木曜日のデートに変更依頼。
9/18 (金) p.116
9/19 (土) 静岡へ。ラブホでコンドームしてマユとセックス。 p.232
9/23 (水・祝) 石丸さんと買い物して、セックス。 p.237
マユちゃんから電話。「彼女からの電話が週末に掛かってくることは珍しく、何だろうと」
「秋物語」が面白かったからと、たっくんの家に来てコンドームしてセックス。
10/10 (土) p.118
10/31 (土) マユに石丸さんの名前で呼びかけ、そのまま別れる p.239
11/4 (水) マユから指輪が送り返されてくる p.242
免許を取得し、ラブホでセックス。
マユちゃんからクリスマスにディナーの所望。ターミナルホテルでキャンセルがあり、予約
11/14(土) 静岡ターミナルホテルのクリスマスディナーの予約をキャンセル p.122, p.247
12/5 (土) マユに電話をかけると、あまりにも普通に「たっくん?」と言われる。 p.250
クリスマスイブ。指輪は失くしたと 12/24 (木) 辰也が出てくる。 p.123、p.255

丁寧に読むと日付がすべて特定できます。作者が慎重に、そして誠実に組み立てているのがよく分かります。そうそう目次のヒット曲の一覧ですが、これは B面1曲目「木綿のハンカチーフ」で「♪半年が過ぎ」を想起させたいためだけの仕掛けなんじゃないかなぁと今思い当たりました。まんまと引っかかりましたが。

簡単に補足しておきます。

たっくん達と海に行ったのは、観劇のため静岡に鈴木が来ないことを知ったマユちゃんが持ちだしたものでしょう。もちろん、日焼けを指摘されたくないので、その前の週にマユは鈴木に海に行こうと画策しますが、これは突発性難聴のため順序が狂います。あっさり切り抜けますが。

タバコを吸う、吸わないは妊娠の前後で変化します。

名前の「辰也」から自然と呼び名は「たっくん」でしたが、「ユウキ」くんにも同じ呼び名を付けたことで、一度失敗しても(p.250)、事なきを得ます。

3人目のたっくん …?

ただ、書いていてどうしても説明できないのが、なぜ10月からは木曜日のデートなのか、という点 (p.116)。最初の恋愛がほぼトーンダウンの状況で、土日に会うならともかく金曜日を木曜日にする意味は…。

別の第3の男ですかねぇ … マユちゃん …。

で、名前が「た」で始まらなくても、きっと呼び名は「たっくん」なのですよね…。

うわぁ…。

(追記) すだめさんのコメントも参照ください。確かにそちらのほうがありな解釈です。

映画版について

2015年5月23日、堤幸彦監督が本作品を映画化します。

キャスト 松田翔太、前田敦子 /木村文乃

前田敦子をキャスティングできた段階でほぼ成功ですね。イメージのいい彼女が演じる A面だけで怖さがこみ上げてきますし、エッチなシーンはどうすんだ!? という興味もあります。

ただA面、B面を演じるであろう松田翔太をどう処理しますかね、双子にでもしますかね。あ、マユちゃんを双子でもいいな。って、それは私の最初の妄想です。

そういえば堤監督の映画版「トリック」を観た真面目な友人が怒り狂ってました、あんなんあるか、と。いい意味で期待を裏切られることを願って。

atachibana

立花明 - 東京都在住、IT系企業勤務。 ブログでは本や映画の感想を中心に書いていますが、サイト構築の技術情報もたまに。WordPress Codex を中心に活動中。 連絡先はこちらです。

“乾くるみ『イニシエーション・ラブ』を 4回読んだ感想” への 4 件のフィードバック

  1. 別人という推理が当たったとは凄いです。
    あと、乾くるみは男性らしいですよ。

  2. こみさん、
    丁寧に読んでいただきありがとうございます。
    当たったとは言え、気づいたのがラスト2ページですからね。ほんと、ミステリーの謎解きは苦手です。
    乾くるみは男性なんですね。
    一見いい子ちゃん、裏で何やってんだか…な、女性像がうまく描けてますよね。

  3. こんにちは。楽しく拝読しました。
    デートを木曜にしたのは、A面たっくんが急に「泊まる」と言った時のためだと思います。

  4. すだめさん、ありがとうございます。
    そうかぁ。
    いやはや本当に用意周到ですね、まゆちゃんは…。
    関係ないですが「A面たっくん」ってうまい表現ですねぇ~。

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