本屋大賞 2005

本屋大賞 (2005)
本の雑誌増刊 本屋大賞 2005 / 本の雑誌社 / 580円 (552円)
表紙イラスト 多田進 / 表紙デザイン 多田順

大賞は恩田陸「夜のピクニック」。最初に書評を読んだときからぐぐっと来ましたが、そうですか、大賞ですか。作者のコメントを読むと、日本全国に同様の行事があるとか。ご多分にもれず、私の高校にも同様の行事があることから興味を持ちました。予想がつきますよね、一晩中歩きながら、級友といろんなことを話し合う。何があるわけでもないのに、何となく高揚した感じ。そこでどんなドラマが繰り広げられるのか楽しみです。

以下は気になった本。江戸初期の長崎を舞台に、権力(=江戸幕府?)に立ち向かう男たちを描く飯嶋和一「黄金旅風」。あなたはきっと読み返す、乾くるみ「イニシエーション・ラブ」。頑固老人と泣けない少年の物語、桂望美「ボーイズ・ビー」。安土城築城を描く山本兼一「火天の城」。なお得票は集まったものの、実行委員の判断で「小説ではない」と選外にした中野独人「電車男」は何かおかしい。

いろいろ面白そうな本は多いですね。ただ大森望、豊崎由美による「本屋大賞メッタ斬り」の「二回目にして早くも予定調和」は正しい気がします。10冊読んでアンケートに答えられる人にはまじめな人が多いのか、何かこじんまり。来年以降の意識改革に期待。

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