不思議の国ニッポンVol.7 / ポール・ボネ / 角川文庫 / 300円 (古本屋で100円)
カバー : 古川タク
70年代後半から80年代前半の日本の風俗、生活習慣、政治、経済を在日フランス人の眼から綴った人気エッセイの第7弾。高校に入学してすぐ、ポール・ボネを貸してくれた岡崎君は元気でしょうか? こんな見方があるのかと新鮮に驚くと同時に、それを紹介する岡崎君に感心したものです。古本屋で見つけ思わず購入、即読了。
実際は日本人のペンネームらしいのですが、そんなことは無視無視。よく出来たエッセイに共通するように、時代を隔てたギャップそのものよりも、あまりの共通性に驚きます。韓国版の海賊版もあったそうですから、アジア人の共通因子なんですかね、主体性やリーダーシップの欠如や、控えめな発言等々。