リングワールドふたたび / ラリイ・ニーヴン / 小隅黎訳 / ハヤカワ文庫SF / 700円
カバー: 鶴田一郎
The Ringworld Engineers by Larry Niven 1980
『リングワールド』から23年後。ルイス・ウーはスピーカー改めハミイーと共にパペッティア人ハインドモーストに拉致され、リングワールドの物質変換機を探すことになる。
相変わらず大ネタ小ネタのアイデアは魅力的なのに、物語りや会話がぎこちないためにスピード感や説得力が感じられません。
第一部ラストのひまわり花のようなエピソードをあと数回繰り返し、そこにいくつか伏線を仕込んで、最後のシーケンスに持ち込むとかできないものか。ハミイーを休ませたのも疑問。