本の雑誌 2014年6月号 (No.372) 炊きたてごはん誘惑号

本の雑誌 2014年6月号 (No.372) / 本の雑誌社 / 648円 + 税
表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし

 『銀座Hanako物語』。思い出すのはしりあがり寿の漫画。耳なし芳一みたいに、社内の吟遊詩人社員がバブルの栄華を歌うと古参社員がうらうら集まる話。あるいはホイチョイ・プロダクションズの「バブルへGo!」。お金が回るというのは、おこぼれが出てくる、サブカルも生きていけるということなのですよね…。

特集は「事件ノンフィクションはすごい!」。事件そのものの面白さと、それを表現する面白さと、どこからどこまでという線の引き方が難しいジャンルだなと思います。もちろん映画「羅生門」みたく視点によって大きく変化することは理解できても、結局は事件の内容次第かなと。p.19のリストの昭和の事件の大型さに比べ、平成の事件の猟奇化が表すのは情報量の増大の現れでしょうか。
特集関連でしょうか、3万円使い放題は佐藤優。本の紹介よりも自分が、自分が、で閉口しますが、自身家の向こうには勉強家の姿も見えます。

佐久間文子の遅子建『アルグン川の右岸』は、引用されたイントロから厳しく長い物語が予期され圧倒。
シンポ教授による染田屋茂インタビューで一番驚いたのは小尾芙佐が女性だということ。えええ。まじっすか!?
内澤旬子の本でユナイテッドアローズを覚えたのはいいけどジャッケットが66000円。それだけ持って買い物できるなら楽しいわな。
入江敦彦はハリー・ポッターのヒットをジャンプ漫画だからと説明。うわー説得力あるわ。松岡佑子の翻訳もいろいろな不満を聞いたけど、ここまでバッサリというのは初めてです。

 

 

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