本の雑誌 8月号 (No.266)

本の雑誌 (2005-8) ウミネコ湯ざまし号 No.266
本の雑誌 8月号 (No.266) / 本の雑誌社 / 680円 (648円)
表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし

創刊30周年記念特大号第1弾+2005年上半期ベスト1。

中では古川日出男「ベルカ、吠えないのか?」が面白そう。確か先月号でトヨザキ社長も褒めてました(一部、家系図を付けろと怒ってましたが)。太平洋戦争末期、アリューシャン列島に残された日本軍の軍用犬とその子孫のクロニクル。同じ先祖の血を引く犬同士が、ベトナムやアフガンの戦場で、各陣営の軍用犬として遭遇する。犬たちの20世紀の物語。猫派な私ですが、冒険小説好きの血がふつふつと。頭の中では「♪ブロンズの風の中、きらめくメ~モ~リ~」。本屋大賞あたりで上に行きそうな予感がします。

柴口育子と青木るえかは見開きで料理雑誌の話し。いいですね。次号の雑誌読み比べも期待です。ちなみに次号では「亀和田武、坪内祐三の「本の雑誌三十年スクラップ」」に期待大。坪内さんは忘れない人なので、絶対に小林信彦 v.s. 松村雄策に言及すると思うがどうか。戻って、大矢博子…。うーん、本当に何とかならんか? 椎名誠の「本の雑誌長老的思い出話」は「はい、はい、おじいちゃん、またあの話ですか」と思ってしまうくらい既知の話しが多かったが、それって、こっちも年をとったということか … 。ほかに藤崎信吾「ハイドゥナン」、羽海野チカ「ハチミツとクローバー」。ビンゴ本郷の尾崎豊と絡めるあたり同時代人だけに納得。当時も今も尾崎豊は嫌いだが。アニメ版はむかつく小さい女の子を除けばいい感じ。さて原作はいかがか。

ところで、別に今月号の吉田伸子が悪いと言っているわけではなく全般的な話しだが、そろそろ「今月のおすすめ」執筆者通しの「誰におすすめを取られた」だの「ジャンルがどうの」だのはやめてもいいのでは? おすすめならおすすめで重複して取り上げてもらえれば視点の異なる評価として参考になるし、仮にストーリー紹介等がダブるなら、そこを整理するのは編集者の役目。あくまで取り合うのだというのなら裏でやればいい、書きたきゃ自分のブログでやればいい、と思うのですがね。現状は行の無駄遣い。

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