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乳と卵 – よかった

投稿日: カテゴリー

乳と卵 / 川上未映子 / 文春文庫 / 381円+税アートワーク: 吉崎恵理 / デザイン: 大久保明子2008年 姉の巻子と娘の緑子が大阪から上京してくる。緑子は筆談でしかコミュニケーションしない。巻子は豊胸手術のために上京してきた。 緑子の母を想う気持ちが幼くて切ない。初潮を「迎える」ことへの … “乳と卵 – よかった” の続きを読む

デューン 砂漠の救世主 [新訳版] – 地味だけど意外と面白い。

投稿日: カテゴリー

デューン 砂漠の救世主 [新訳版] / フランク・ハーバート / 酒井昭伸訳 / ハヤカワ文庫SF 上下巻 各840円+税カバーイラスト: 加藤直之 / カバーデザイン: 久留一郎デザイン室 / 制作協力: Art & Antiques LECURIODune Messiah by Fran … “デューン 砂漠の救世主 [新訳版] – 地味だけど意外と面白い。” の続きを読む

本の雑誌 2024年12月号 – 鏡明「本には利益だけではない、文化としての意味がある」

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本の雑誌 2024年12月号 (No.498) 流氷かち割り号 / 本の雑誌社 / 900円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集:あの頃、君は読んでいた。 昭和回顧の特集だけど若干私より上の世代。庄司薫もW村上も先輩が好きだったな … “本の雑誌 2024年12月号 – 鏡明「本には利益だけではない、文化としての意味がある」” の続きを読む

ファウンデーションの彼方へ – ミュールってなんだっけが終始つきまとった

投稿日: カテゴリー

ファウンデーションの彼方へ 銀河帝国興亡史4/ アイザック・アシモフ / 岡部宏之訳 / 早川書房 1800円 (古書店で105円)装幀: 鶴田一郎Foundation’s Edge by Isaac Asimov, 1982 ファウンデーションの議員トレヴァイズはセルダン・プランの順調 … “ファウンデーションの彼方へ – ミュールってなんだっけが終始つきまとった” の続きを読む

別れを告げない – 二人の心の表面だけを撫でさせられた感じ

投稿日: カテゴリー

別れを告げない / ハン・ガン / 斎藤真理子訳 / 白水社 2500円+税装画: 豊島宏尚 ≪オーロラ群島I≫ 装丁: 緒方修一작별하지 않는다 by 한강, 2021 家族や職場と別れ、自殺を考えている作家キョンハに、友人のインソンからメッセージが届く。済州島に住む彼女は、木工作業中の事故で指を … “別れを告げない – 二人の心の表面だけを撫でさせられた感じ” の続きを読む

本の雑誌 2024年11月号 –

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本の雑誌 2024年11月号 (No.497) 頑固一徹レンコン号 / 本の雑誌社 / 700円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集:犯罪小説に震えろ! なかなか読み進められませんでした。こうまで進みが悪いのも珍しいので、犯罪小説 … “本の雑誌 2024年11月号 –” の続きを読む

ガンスリンガー – 古典的なファンタジーに安心の読書

投稿日: カテゴリー

ガンスリンガー 暗黒の塔 1 / スティーヴン・キング / 池央耿訳 / 角川書店 1700円カバーイラスト: 西口司郎 / 口絵イラスト: マイクル・フィーランThe Dark Tower 1 : The Gunslinger by Stephen King, 1982 <ガンスリンガー> … “ガンスリンガー – 古典的なファンタジーに安心の読書” の続きを読む

本の雑誌 2024年10月号 – 円城塔「のちに哲学という形に縮小されてしまう大きな思考の流れ」

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本の雑誌 2024年10月号 (No.496) 麦とろ三度笠号 / 本の雑誌社 / 800円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集:国会図書館で調べものを 何となく知っていることが多かったかな。出版社の納本、全冊永久保管、閉架、貸出 … “本の雑誌 2024年10月号 – 円城塔「のちに哲学という形に縮小されてしまう大きな思考の流れ」” の続きを読む

デューン 砂の惑星 [新訳版] – 壮大な背景の割にせせこましい話

投稿日: カテゴリー

デューン 砂の惑星 [新訳版] / フランク・ハーバート / 酒井昭伸訳 / ハヤカワ文庫SF 全3巻 1120円+税、1080円+税 1080円+税カバーイラスト: Sam Weber / カバーフォト: 加藤 彰 (K studio) / カバーアートディレクション & カバーデザイン: … “デューン 砂の惑星 [新訳版] – 壮大な背景の割にせせこましい話” の続きを読む

破滅派 二号 – 夜明けのスキャットの解答が良かった

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破滅派 二号破滅派 / 500円 / 2008年5月11日発行 / 2023年11月の文学フリマで購入ロゴ:足立喜一郎 / 表紙:長谷川巧 手嶋淳「町」 町で撃たれた男を老夫婦が介抱する。男が恩返しを申し出ると、山に筍狩りに行きたいと言う。記憶の断章をつなぎ合わせたような作品。作者の意図を汲み取れな … “破滅派 二号 – 夜明けのスキャットの解答が良かった” の続きを読む

Sci-Fire 2023

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Sci-Fire 2023 特集 人間以外責任編集者: 甘木零表紙絵: Sei-Chan (仁科星) / 表紙デザイン: 太田知也1500円 坂永雄一「色彩の街」 巡礼の美術僧の師弟は、旅先の街角で地球の大きさを測った古えの賢人の物語を説く。しかし先達の師は疑問があり、旅にも別の目的があった。特集「 … “Sci-Fire 2023” の続きを読む

本の雑誌 2024年9月号 – 佐久間文子のエッセイが良かった

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本の雑誌 2024年9月号 (No.495) ひやおろし待ちわび号 / 本の雑誌社 / 900円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集:河出書房新社を探検しよう! 今日まで河出書房新社を新興の出版社と思ってました。特集を読みながらも … “本の雑誌 2024年9月号 – 佐久間文子のエッセイが良かった” の続きを読む

着せる女 – バーニーズ・ニューヨークを覚えた!

投稿日: カテゴリー

着せる女 / 内澤旬子 / 本の雑誌社 1650円+税イラスト: 内澤旬子 / 装丁: 川名潤 ファッションセンスが偏差値35の、おしゃれを知らないままいつの間にか中年になってしまい、服屋の扉を怖くて開けられない男たちに、せめて平均点以上は取ろうよ、とスーツを選んであげる楽しいエッセイ。 ただ吊るし … “着せる女 – バーニーズ・ニューヨークを覚えた!” の続きを読む

本の雑誌 2024年8月号 – 多様性のため、進化に目的はない

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本の雑誌 2024年8月号 (No.494) 夏空カモメ襲来号 / 本の雑誌社 / 800円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集: 2024年度上半期ベスト10 & 大学生フリペ選手権 上半期1位は『死んだ山田と教室』。面 … “本の雑誌 2024年8月号 – 多様性のため、進化に目的はない” の続きを読む

本の雑誌 2024年7月号 – SFのルビは好き

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本の雑誌 2024年7月号 (No.493) ビール枝豆塩ふり号 / 本の雑誌社 / 700円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 本棚がみたい!はスペシャルで田中すけきよ。二十七畳の書庫に並んでいる本がエンタメ系ばかりで羨ましい限り。 … “本の雑誌 2024年7月号 – SFのルビは好き” の続きを読む

本の雑誌 2024年6月号 – 川添愛を覚えた

投稿日: カテゴリー

本の雑誌 2024年6月号 (No.492) 板わさ雨宿り号 / 本の雑誌社 / 700円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集: 研究者の本が面白い! マジックリアリズムの特集でもそうでしたが、キュレーター東えりかの案内を経ての、 … “本の雑誌 2024年6月号 – 川添愛を覚えた” の続きを読む

本の雑誌 2024年5月号 – 「アーガイル」は裏がありそうでちょっと期待

投稿日: カテゴリー

本の雑誌 2024年5月号 (No.491) 鯉のぼり追いかけ号 / 本の雑誌社 / 700円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 特集: そのタイトルに決まるまで 座談会、作者、翻訳者等々の苦労話と実例で構成された面白い特集でした。巻 … “本の雑誌 2024年5月号 – 「アーガイル」は裏がありそうでちょっと期待” の続きを読む

本の雑誌 2024年4月号 – 『百年の孤独』が読みたくなりました。

投稿日: カテゴリー

本の雑誌 2024年4月号 (No.490) 陽春だるま落とし号 / 本の雑誌社 / 750円 + 税表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし 本屋大賞ノミネート作品データ集 読むのが遅くなって、既に本屋大賞は発表済みで『成瀬は天下を取りにいく』。 … “本の雑誌 2024年4月号 – 『百年の孤独』が読みたくなりました。” の続きを読む