本の雑誌1月号 (No.271)

本の雑誌 (2006-1) 替え玉もういっちょ号 No.271
本の雑誌 1月号 (No.271) / 本の雑誌社 / 6800円 (648円)
表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし

年末恒例のベスト10特大号680円です。編集部、鏡明、北上次郎のリストを見ていて、無性に読みたくなるのが池上永一「シャングリ・ラ」。設定、キャラクタ、ガジェットすべてが面白そうです。そういえば目立つ表紙&帯の書が、本屋でもいいところに置かれていましたね。
リスト全体を眺めても大体、想定の範囲内って感じですが、ただ本の雑誌の1位は、ちょっとびっくり。ノーマークだし、作者が作者だし(<-偏見)、どうなんでしょう。そんなにいいのでしょうか。

青木るえかの紹介が素晴らしい「en-taxi」内「立川談春が師匠の談志を語る」。私の談志観もまったく一緒なので非常に興味を持ちました。他に草森紳一「随筆 本が崩れる」。ぜんぜん知らなかった、絵を見てもまったく思い当たらない「カルヴィンとホブス」、そんなに注目を浴びているのですか? P・G・ウッドハウスのジーヴス・シリーズ、そして穂村弘。この人から「ラブホテル」とか出てくると何故かドキドキしてしまいます。

さて私もベスト10をと考えましたが、ろくな本を読んでなくて、記憶に残った面白い作品といえば「のだめカンタービレ」「ナンバーファイブ」「π(パイ)」…と、マンガばかり …。あ、「ドクター・ブラッドマネー」はよかったです。新刊じゃないけど。

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