本の雑誌 2007年3月号 (No.285)

本の雑誌 285号
本の雑誌 2007年3月号 (No.285) / 本の雑誌社 / 505円 + 税
表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし

年度末だから、というわけでもないのでしょうが、今号は冒頭、目黒さんの「笹塚日記」と、シーナさんの「今月の話」とで、「本の雑誌」の歴史に一つピリオドを打ったかのような内容。いつまでも万年青年が楽しそうなことしてるなぁ、と思ってたらいつの間にか時代は流れ …。しんみりします。昔は熱心な読者だったけど最近はなぁという方は、是非、手にとって見てください。向井透史「セドロー君の午後」も同じ線でジンワリ。

特集は「ニ○○七年に期待する出版界のこの人」。匿名座談会が、丁寧にいろんな人を取り上げていていい感じです。個人的には岩郷重力+WONDER WORKZ。に期待しています。その他のお勧め本ではジャック・カーリー「デス・コレクターズ」、ニール・ゲイマン「アナンシの血脈」、真保裕一「最愛」、平山夢明の諸作など。

定期購読者に送られてくる「本のちらし」は、隔月間で同梱されるそうで、今号にも第2号が入っていました。ところで創刊号であれば、80円を払わずともWeb本の雑誌(http://www.webdokusho.com/) の左側メニューから PDFがダウンロードできます。参考にしたい方はどうぞ(浜ちゃん、ちょっと不親切では?)

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