毎日母さん (4) 出戻り編 / 西原理恵子 / 毎日新聞社 / 880円 (838円)
装丁 星野ゆきお (VOLARE inc.)
相変わらずバカな子供の話で笑えます。ただ子供が大きくなるにつれ、度の外し方も少しずつ変わってきている感があります。テストで100点を取れるようになったことや、保育園を卒園したことだけでなく、優しさの表現が無意識からあふれ出るものから、慈しみの心を持った積極的なものに変化している感じ。成長しているってことなのでしょうね。これは最後の鴨ちゃんのエピソードへもつながります。
なおこの当時、西原がインタビューで何度も繰り返していたのが鴨ちゃんはアル中で死んだのでなく、ガンで死んだのだという点。本書でも、その点は強調されています。