天才柳沢教授の生活 (24) 天才柳沢教授の生活 (24) / 山下和美 / 講談社 昭和20年編のラスト巻。アレン中佐の闇、かい巻君と母親、かい巻君とアレン中佐、それぞれの絡み、が読みどころ。相変わらず巧いが、予定調和気味なところも少々あり、いつもほどの盛り上げは見られず残念。息子への手紙やら鍵やらを残すほどの人であれば、もう少し他の優しさが残っていても良いのではないかなとも思いました。