ブロックエディターでのスライド作成プラグイン「Slides & Presentations」の国際化

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WordCamp US 2019 での Matt Mullenweg の基調講演の裏側、ブロックエディターでプレゼンテーションを作成するプラグイン「Slides & Presentations」の詳細を記述したブログ記事を友人と共同で翻訳しました。

乗りかかった船ですので、記事末尾の案内に従い、文字列を日本語に翻訳してみました。が、ブロックのメニューで日本語が出力されません。あらら。

調査と修正の流れ

メニュー末尾の「プレゼンテーションのカバー画像」のように翻訳されているものもあるので、まったく翻訳がだめなわけではありません。この「プレゼンテーションのカバー画像」が翻訳されれている箇所は register.php にありますので、JavaSript に正しく翻訳ファイルがロードされていないようです。

参考文献、特に Pascal の記事から以下のような行を追加すれば良さそうです。

ここでテキストドメイン(上の例では my-plugin)は頻出する __() の引数から「slide」とすぐに分かりますが、ハンドル名が分かりません。そこでwp-content/languages/plugins を見ると以下のファイルがあります。

  • slide-ja-168726dbe96b3ce427e7fedce31bb0bc.json
  • slide-ja-7f0d6418aa692eba917bad748c670f71.json

中間にあるのはJavaScript ファイル名の MD5 ハッシュですので、プラグインディレクトリ内の JavaScript ファイル名のハッシュを取得します。

これで、index.js と template.js に関連するハンドルが必要なものとわかります。このファイル名で検索すると wp_enqueue_script している部分があり、ハンドル名がそれぞれ「slide」「slide-template」とわかります。

あとは init のアクションフックで呼び出される register.php にコードを挿入します。

無事出ました。Pull Request を送っています。

参考資料

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