Software Design 2017年3月号 / 技術評論社 / 1220円+税
ロゴデザイン: デザイン集合ゼブラ+坂井哲也 表紙デザイン: 藤井耕志(Re:D) 表紙写真: Anatolii / AdobeStock
「なんでもネットにつなげちまえ道場」はさくらの IoT Platform β。Arduino シールドボードが羨ましいです。βのうちに買っておけばよかったな。当時は(と言ってもほんの数ヶ月前ですが)まだ Arduino を持ってなかった時代なので無視していました、残念。
第1特集は「ログ&データ分析基盤入門」。Fluentd、Embulk、Treasure Data Service と丸まるトレージャーデータ社の宣伝のような特集ですが、それだけ Fluentd 系が一般化したということなのでしょう。プラグインの仕組みとか分かりやすい上に拡張的ですしね。
第2特集は「CIでインフラ開発を効率化」。こちらはNTTデータ社の社内論文がベースにあるかのよう。アジャイルやスクラムに多くのページを割いていて、そちらの入門としても読めます。コラム的な囲み記事が現実的で泣かされます。「ユーザストーリー以外のタスクの扱い」「アジャイルとウォーターフォールのハイブリッド?」「相対見積りの難しさ」「「完成」の定義」「Jenkinsのジョブにコマンドべた書きは厳禁!」。特に最後のはJenkinsではありませんが同様の経験をしているので激しく同意します。
第3特集は「どうなってる? なりすましメール対策」後半の「安心マーク」の話より、前半の仕組みそのものの話が面白く、できればもっと一般的な話で掘り下げて欲しかったですね。
PG-Storm は海外浩平が作る PostgreSQL の GPU 拡張モジュール。GPU で SQL を分散(?)処理させようと思いつくだけでも凄いことですが、それを実装してしまうところがまた凄い。で、結果を残しているんだから、ほんと。