獅子の怒り / ジャック・ヒギンズ / 池央耿訳 / 創元推理文庫 / 380円
カバー : 福留朋之
Wrath of the Lion by Jck Higgins, 1964年
元フランス軍大佐のド・ボーモン伯爵は孤島の要塞に潜水艦を持ち、テロ組織を率いている。英国情報部のマロリーはハミット将軍の雇われ人として、要塞近辺に近づき捜査にあたる。
初期のヒギンズ作らしい、型通りのキャラクターとシンプルな筋立て。うまくまとまらない悪い癖もまたそのままで、今回はいきなりボーマンが試合を投げ出してしまい、部下のジャコーならずとも唖然呆然。ちょっとひどくないかい。
カバーイラストが、まんまシルベスター・スタローンなのも何だかなぁ。