「フランス語であそぼ」と題して、在日10年のフランス人を先生に、定期的に話しをしたり、食事に行ったりしています。特に話しのテーマは決めず、そのときそのときの出来事や疑問をだらっと、日本語で、話しています。
最近話題になったのが、その先生の体温。平熱で37度2分だそうです。私は平熱が36度6分で比較的高い方だと思っていたのですが、37度…。しかもフランス人では当たり前の温度だそうで、逆に日本人女性の35度台が脅威とか (それは私もそうですが…)。
で、思い至るのが映画「ベティ・ブルー」。
原題「37-2 le matin」の「朝、37度2分」は、女性がもっとも妊娠しやすい体温、とよく説明されていますが、これってじゃあ何? 嘘なの?
改めて先生に尋ねてみると、もちろん映画そのものは知っているものの、タイトルには「淡々とした日常」という感じしか持っていなかったそうで、妊娠しやすい云々は初めて聞いたとか。また「あえて考えれば実は毎朝、体温を測定する几帳面な女、という意味かなぁ?」とも。ほかの参加者の意見では「この体温だから、しても大丈夫、ってことでは?」「フランス人はどんなときでも妊娠しやすい、ってことでは?」等々の意見が出ましたが、本当の所はどうなんでしょう。
ちなみにこの映画。副題「愛と激情の日々」が示すとおりの、エキセントリックで不思議な女が、周囲の男をわがままに振り回す話しとしてしか記憶しておらず、ただただ辟易とした印象。ちょうど夜にいきなり男の家に電話して「今すぐ来て」というような女、と言えばいいか(そんなシーンがあるのか、ないのか、もう忘れましたが)。
ただし先生によると、「これ、フツーのフランス女性」だそうです。「だから彼女にするならフランス人じゃない方がいい」と。もっとも男性も同じくらい嫉妬深いそうですが … (お約束の注: 一フランス人の個人の感想です)。