山川出版社と言えば社会系の教科書の会社で、用語集や一問一答式の参考書は大学受験では本当にお世話になりました。
特に用語集の、他社を含む世界史の教科書全15種類で、この用語が何冊に使われているか、という視点は目新しかったと思います。(5) と書かれた項目以上を覚えておけばいいかな、と真っ当に使う以外に、(14) と書かれた誰でも知っているような歴史的大事件を掲載しない教科書とは一体何なのかとバカにしたり、(1)と書かれた項目を掲載する教科書はどんなんだろうと妄想したりと、いろいろ使える参考書でした。
そんな教科書会社が最近、書店で元気です。「もういちど読む」シリーズがヒットしたのは記憶に新しいですが、最近は図版が出ています。よく考えたなぁ、あれ、楽しいもんね。
wikipedia によれば「教科書を含めたほとんどの出版物のブックデザインを、菊地信義が担当している。」だそうですよ、老舗やるな。
で、その山川出版社ともコラボしているのが数研出版ですが、ここには素晴らしい復刻版があります。
中の味のあるイラストも楽しいですが、奥付が大笑いですので、是非実物を見てください。
で、これ売れたのかなぁ…?