果てしなきスカーレット
監督・脚本: 細田守
出演: 芦田愛菜、岡田将生、役所広司、市村正親
2025年
王女スカーレットは、国王の弟クローディアスの裏切りにより、眼前で父を処刑される。成長したスカーレットはクローディアスの殺害を試みるが、逆に毒を盛られ、気づけば「死者の国」にいる。スカーレットはそこにクローディアスも来ていることを知り、復讐を誓う。追跡の旅の途中で、看護師の聖と出会う。
X での悪いコメントを見かけたため、ネタバレを喰らわないうちに慌てて観ました。
結論は、「未来のミライ」同様、周囲の評判はよくないけど自分は面白いパターン。「秒速5センチメートル」寄りは純粋に映画の時間を楽しみました。
全編を通じてスカーレットの強い表情と動きがとにかく良かった。そこに生命を与えた芦田愛菜も素晴らしい。脚本上の心情の変化はあれ、イメージは終始、ラストの迷いも含めて、強い。それだけで十分。対象的な聖の抑えた演技は、二人の落ち着いた関係の醸成を裏付けるし、渋谷のダンスの妄想も広がるし、ラストの余韻も綺麗だったと思います。
ストーリーは異世界転生。聖のチートぶりも、唐突な見果てぬ場所も異世界。この背景をいいことに監督のやりたいことを突っ込んだ感じで、ある意味「君たちはどう生きるか」。悪くない。
戦闘シーンや、モブやら風景やらの凄まじい動きは、アニメーションとして図抜けてました。あと長台詞が難しくなく、はっきりと伝わる。舞台役者ばかりのせいなのか、IMAXのせいなのか。これも地味に良かった。
わからなかったのは人を殺すことを避けようとしていた聖が、あっけなく弓を引くシーン。あれはなんだったのか。記憶違いか? あと天の竜は OZ のクジラみたいにもう少し欲しかった。
パンフ読む。
聖のは心の変化だと。うーん、読み取れなかった。
あと全体にシェイクスピアがあるのですね、それは何となく感じてたか、聞いてたか、知ってた。
ネット見る。
うーん、そこだよな。なんで日本の看護師が、あのキャラデザで入るのかとか、なんで渋谷で踊るのかとか(ちなみに映画館では上映前にCMが入り、踊るシーンがインサートされますが、まさか本編とは思いませんでした。が、良い準備にはなりました。でもネタバレなので止めてほしい。)
あと全体のムードとして暗いと。そうね、宣伝を間違うと客を遠ざけるよね…。
観れば印象も変わると思うんだけどな…。