本の雑誌 2017年4月号 – 分冊は興味なし

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本の雑誌 2017年4月号 (No.406) / 本の雑誌社 / 667円 + 税
表紙デザイン クラフト・エヴィング商會 [吉田博美・吉田篤弘] / 表紙イラスト 沢野ひとし

「本棚が見たい!」は近藤隆。5000冊の9割が背が見えている書斎です。すごい! 羨ましい!!

特集は「集めろ! 分冊百科」。
日本文学全集とかをバラバラに集めることかと思ったら、要はディアゴスティーニ本。うーん悪いけど興味ない。何かあの販売形態が性格に合わないのですよね。すべてではないのでしょうが、どこか無理やり引き伸ばした感とか。
笑ったのは4号、5号で勝敗が決まったのに出し続けなければならない編集部の暗さという紹介。考えるだけで泣けてしまいます。途中で降りるわけにはいかないのでしょうか? 過去、途中で終わった企画というのも聞いた気がするんだけど、組立ものだとそうもいかないのでしょうか…。

新刊は ♪akira の海外ミステリーが豊作。『疾走』『汚染訴訟』『凍てつく街角』『シャーロック・ホームズ殺人事件』。そして『眠れない夜は体を脱いで』。

菊池寛賞の裏にそんなドラマがあったとは! が無事完結。内澤旬子はいい仕事します。書いている本人が一番楽しそうなのがまた良い。

定期購読で挟まれる本の雑誌ちらしは『ビブリア古書堂の事件手帖』の完結を記念した助っ人の対談。ストレートに好き感が出ていてこれも良いですね。

 

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