WordPress コントリビュート勉強会 in タロスカイ(株)に参加しました。

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2016年12月10日(土) タロスカイ株式会社さんのオフィスをお借りして開催された「WordPressコントリビュート勉強会 第5回 In タロスカイ(株)」に参加しました。

セッションについて

勉強会のメインは各自のコントリビューション作業ですが、冒頭にはショートセッションの時間がありました。私も WordPress の新マニュアル「HelpHub」用の言語リンクを作成した経緯を話しました。

WordPress 新マニュアル「HelpHub」の言語リンク用プラグイン作成顛末 – Making of HelpHub Language Selector Plugin

WordPress のマニュアル「Codex」は、現在、再構築中ですが英語版が優先されており、それ以外の言語への対応はしばらくあとになりそうです。このため当面は現在の各国語版「Codex」を使い続ける必要があります。

ところが移行先の「HelpHub」には元の各国語版へのリンクがなかったため、この作成を Documentation Team にリクエストしました。結果、私がこれを作ることになり、ショートコード -> プラグイン -> クラス化 と誰もが通る (?) フローに従ったのでした。セッションではこの経緯、それぞれの技術、Documentation Team Lead の Jon とのやり取りを取り上げました。

資料内で紹介したプラグインのソースコードはこちらです。技術的な詳細はいずれブログでもまとめたいと思います。
https://github.com/atachibana/helphub-codex-languages

発表でも触れましたが、新マニュアルのサイト「HelpHub」ではウェブサイトのデザイン、WordPress のテーマ制作ができる方を募集しています。途中までは完成していますが、人手不足のため細かい調整までは間に合っていません。興味のある方は是非参加ください。いきなり世界デビューできるチャンスです。

さて、セッションでは主催の小林さんも発表されました。

うーん、モバイル系でブログを更新しようとは思わないなぁ。仕事でそのような使い方になったら便利なのだろうけど。

小林さんも紹介はしながらも、「(少し古い数字だが)アクティブユーザー数が世界で 75万人というのは少ないのでは?」とのことでした。

資料内の各種のデザインガイドやパターン集は役に立ちそうですね。φ(..)メモメモ

コントリビューション作業について

セッション後は各自でコントリビューション作業を行いました。

私は最初 Twenty Seventeen の Codex を書いていましたがテスト環境が不調なため、CSS コーディング規約の翻訳に切り替え、途中まで作業。年内公開できるといいですが、さて。

CSS Coding Standards

初めて勉強に参加されていた木村さんは WordPress コミュニティ内で必要な wordpress.org のアカウントを取得するところから初めて、最終的にはプラグインを翻訳し、承認されて、顔写真がサイトに出てくるまでを1日で行いました。これ、最短記録じゃないでしょうか?

ちなみに木村さんはハード屋さん。自動運転用のチップを作っているとか。汎用のものでは駄目みたいですね、リアルタイム的、そして耐障害的に。バグが即生命に繋がるかと思うと大変な仕事です。

タロスカイ株式会社と代表の吉川さん

今回はタロスカイ株式会社さんのオフィスを借りて勉強会を実施しました。会場を提供いただいただけでなく、勉強会後にはピザとビールまでごちそうになりました。ありがとうございました。

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タロスカイ株式会社

インフラ構築保守、WordPress開発、PythonとPHPのシステム開発、アンケート分析

前から気になっていた社名の「タロスカイ」ですが、「TARO」は社長の名前でも、飼い犬の名前でもなく(?)、「Total, Automation, Relationship, Organization」からの造語で、創業の信念が込められていて、それにクラウドを暗に想起させる「スカイ」をつなげたものだそうです。
また世界各地で栽培されている「タロイモ」を地中から出してあげて「スカイ」と結びつける暗喩もあるとか。本当に会社を思った理念が込められています。

WordPress 系の会社だと思っていたので、部屋の本棚に数理分析系の書籍が多かったのが意外でしたが、そうしたヘビーな分析業務も手がけているそうです。

またテニス系のポータルサイトを手掛けた経験から動画のスキルも機材と共に抱えているとか。確かに会社のサイトにさらっと使っていて巧いですね。

他に自動テストの結果確認や、リファクタリング前後での比較テストに使えそうな、画面スクリーンショットの比較を行う「ガイカーン」という、キャラクターまでデザインされているサービスもありました。

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こうしたクリエティブな雰囲気が伝わるのかインターンの応募もそれなりにあるようで、コンスタントに採用しているそうで。インターン生の勉強会参加も促進していただきました。

代表の吉川さんはランキング入りするテニスの達人。「来年の WordCamp では室内でのテニス「ワードテニス」を企画したい」とか、「WordPress テニス部を創設したい」とか言っていますので、テニスが好きな WordPress 関係者は連絡してあげてください。

私のような「テニス」と聞いて凍ってしまう人は、この All About の吉川さんの記事から始めましょうか。
All About 「初心者向け、ラケットの選び方」 吉川 敦文

12月18日は WordBench 東京 12月勉強会

来週 12月18日(日) には「WordBench東京 12月勉強会 「 Xmas &年末 LT 大会!」〜ピザとケーキとライトニングトーク〜」があります。参加人数も多く、非常に盛り上がりそうです。私は他の件と重なり参加できず、とても残念です(その思いも込めて、今回のセッション資料はがんばったのですが…)。若干空きがありますので興味のある方はお早めに。
https://wbtokyo.doorkeeper.jp/events/54189

 

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