邪悪なグリーン – あんまり邪悪じゃないし

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邪悪なグリーン プロゴルファー リーの事件スコア 3 / アーロン & シャーロット・エルキンズ / 寺尾まち子訳 / 集英社文庫HM / 600円+税
表紙イラスト: カスヤナガト 装丁: 刈谷紀子(P-2hands)
Nasty Breaks by Aaron & Charlotte Elkins (1997)

ペグが役員を務めるSRS社の経営計画研修の一貫のゴルフ教室に臨時のコーチとして雇われることになったリー。ブロックアイランドにて、主コーチのジャッキーの助手として SRS役員にゴルフの指導をする。
SRS社長スチュアートの妻ダーリーンの誘拐未遂事件直後、グレアムがパリから合流。その翌日にスチュアートが殺される。

関係者全員が、25年前の事件と関係がある構図を作り、さぁ、これからと思ったところで、それだけ。有機的なつながりも、見せ場も作れず、後半は犯人が無策 、すなわち作者が無策、で盛り上がりにも欠け、がっかり。

ラストの婚約指輪をコーヒーに入れて渡す感覚も理解できません。

 

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