本の雑誌5月号 (No.275)

本の雑誌 (2006-5)
本の雑誌 5月号 (No.275) / 本の雑誌社 / 530円 (505円)
表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし

特集は「最強の友情!」ジャンル無制限の勝ち抜きトーナメント。知らないキャラが多くて今ひとつピンと来ませんでしたが「本の雑誌じゃなくて、○○○(雑誌の名前)だったら勝てたのに」ってのがちょっと面白い。
吉野朔実さんが「かたあしだちょうのエルフ」を知らないのは意外。絵本の有名どころは全部読破してるようにに思えたので。しかし泣けますよね > エルフ。

「笹塚日記」が珍しく(?)社員への愛に満ち満ちていて「辞めちゃうのか」と要らぬ推測。まさかね。
今号で最も熱いのはトヨザキ社長の推すスチュアート・ダイベック著 柴田元幸訳「僕はマゼランと旅した」。いろんな声を聞きながら、ゆっくり、ゆっくり読み進めたい、と強く思いました。
もう一つが、毎度で申し訳ない津野海太郎の連載「サブカルチャー創世記」。何事も始まりは熱いのか、時代がよかったのか。「「生ぬるさ」をアタマから忌避する。いわばそれは「六八年」の時代感情だった」。もっとも津野さんは違う考えだったようですが。

柴口育子は、広告主に大歓迎されたという、愛を叫ぶオヤジ雑誌「OCEANS」をメッタ斬り。というか全然ダメみたい、この雑誌。創刊の辞が「愛を叫ぶ男性誌があってもいーんじゃないの、ってことで創刊します」って、対象読者は20代? それでラルフ? 「(中略)「LEON」の面白さは文章にあった。ひねってひねって自分をポンと突き放して見せながら、結局、思い通りにしてニヤリと笑う図々しさ。」小ばかにしていた「LEON」を読みたくなってきました。

最後に学生アルバイト募集中。時給720円って、上がってないか? 東京都の最低賃金が714円だから?

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