ナンバー・ファイブ(吾) (4) / 松本大洋 / 小学館 860円 (819円)
BOOK DESIGN : TAKAHASHI JUNZI
15年前、後のNo.王、マイク・フォード・デイヴィスが虹組に入隊。5年後、ビクトル大佐はロボタニ殲滅作戦の残虐さに、他のメンバーから虹組を排斥される。3年後マイクはNo.王就任。現在。No.吾は意識を回復し、ビクトル大佐はマトリョーシカを保護、No.惨はNo.吾への復讐を誓い、No.王は彷徨う。
過去の事件から大佐がNo.王の究極の対比として配置されていることが分かります。ただ、何故これほどまでに強力な軍隊を求めるのか、なぜMr.王に対して悪意を抱くのか、はっきりとした理由は示されません。が、そんな彼でもNo.王の猫を憂う爆発的な感情には共鳴し、ひざまずかざるを得ない。恐らく自分よりもNo.王が強いことは意識しているのでしょう。
3巻の冒頭。ビクトルが弾を外したのは故意なのかな、という気がしてきました。その後のゲームのために。