ガンダムの元ネタ「宇宙の戦士」はどこへやら、毎度の風刺ネタと、過剰なサービス精神で少年の成長物語をなぜかネアカな戦争映画に仕立て上げてしまい、あまりのくだらなさと虫の大群に劇場中を失笑と失意のどん底に叩き落しながら、何故か一部の熱狂的ファンを生んだバーホーベン監督の「スターシップ・トゥルーパーズ」。その一部の熱狂的ファンである私が知らないうちにひっそりと上映され、気づいたときに地団駄踏んだのがこの作品。元々はTV映画として製作されたものを、カルト的にうけた日本では劇場公開したようです。
監督がフィル・ティペットということてそれなりに期待したのですが、まったくのゴミ。低予算をカバーするためか全編、画面が真っ暗で何やってんだかさっぱり。ストーリーも「エイリアン」「エイリアン2」「遊星からの物体X」からのパクリで、唯一超能力者を出したアイデアは買うものの消化不良。どうせチャチなのは分かってるんだから、もう少し真正直に見せてよかったと思います。あと欲を言えば人形アニメも欲しかったな。予算がないならCGでそれ風の絵を一つ !