本の雑誌 4月号 (No.262)

本の雑誌 (2005-4) ちくわぶ半ひねり号 No.262
本の雑誌 4月号 (No.262) / 本の雑誌社 / 530円 (505円)
表紙デザイン 和田誠 / 表紙イラスト 沢野ひとし

特集は「短編小説」。既刊本にはどれもピンとこなかったけど、中村融が将来、作るかもしれないマーティン本は期待。

ビンゴ本郷の少女漫画学園もののスケジュール。
高校1年:出会う。初キス。夏のキャンプや、友達と2対2の遊園地デートが重要。
高校2年:危機を乗り越え、初エッチ。クリスマスや誕生日が重要。猫、バイク、星も欠かせないアイテム。
高校3年:将来の進路と彼のこと、両者の間でどちらを取るかという悩みの選択肢が岐路して出てくる
きっとそうなんだろうなぁ、となぜか納得。

豊崎由美の薦める阿部和重「グランド・フィナーレ」。この人って「ニッポニアニッポン」の人なんですね。面白そうです。

かなざわいっせいが夏堀正元「熱血商人二台記」を通じて紹介する三原山連続自殺事件。本当みたいですね。たとえば、
1933年2月12日:【三原山自殺】東京・実践女子専門学校の生徒が、同級生を立会人に、伊豆大島の三原山火口で投身自殺を計った。この時の立会人が、実は、1ヶ月前にも他の女性の自殺に同行して三原山を訪れたこのが明らかになり、マスコミはこの事件をセンセーショナルに扱った。これをきっかけに三原山は自殺の名所として一躍有名になり、この年だけで、未遂者も含めて904人が投身した。(http://ono-world.com/nen2/1933.html)
ソバ屋のじいさんに、もう少し突っ込んで欲しかった気がしますが。

木村晋介は「ダ・ヴィンチ・コード」を絶賛。ふーむ。今更手を出すのもなぁ。

他に福井優子「観覧車物語」。

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