本の雑誌 2004年10月号 (No.256)

投稿日: カテゴリー

本の雑誌 2004年10月号 (No.256)

「世界の中心で、愛をさけぶ」というようなタイトルを見ると、この本は、ぜったい読まないと、思ったりする。(中略)内容はどうあれ、他人の作品のタイトルを平然と使える精神が、想像できない。それは下品で、卑しいことだと、私には思える。(鏡明)

激しく同意。いつも鏡明と意見が合うわけではありませんが、この意見は深い部分で共感します。「SF読みの根っこ」で近しい部分が少しはあると思いたい。片山某の場合、根拠はありませんがエヴァンゲリオンのタイトルから頂いている部分もありそうで、庵野さんの「(エヴァで)SFの貯えは出し切った」という名言に比すると、悲しくなります。

特集「怒りの秋」。怒っている自分がかわいい的文章が散見され閉口。小森収の「独断と偏見が、いつから不勉強を糊塗するための常套句になったのか?」には苦笑。

恩田陸「夜のピクニック」。高校時代を思い出した。

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です